相場の値動きの仕組みを知ることが何故そんなに大事なのか?(ゾーン 最終章③)

投稿日:2018/08/17 更新日:

こんにちは、 hayato です。

 

今回は本書のキモともいえる

「値動きの仕組み」

についてみなさんと一緒に
理解を深めて行ければと思います。

ポイントは

①相場の値動きの仕組みにより
価格はどんな動きをしても
おかしくないと知ること

それを理解した上でないと
 いくら優秀な分析手法を用いても
 継続して利益を得ることは出来ない

と言うことになります。

それでは詳細に移ります。

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著者はまず

 

「株式や FX の価格が
上か下に動くのに
何が必要だんだろうか」

と問い

 

「現在の価格での
買い注文と売り注文数に
開きがあることだ」

だと答えます。

当たり前に聞こえるかもしれませんが
少し丁寧に行きたいと思います。

 

例えば今の価格が100円だとして

 

100円で買い注文した人が100人

100円で売り注文した人が10人
いたとすると

 

100円での売り注文は
すぐに買われてしまい

101円
102円での売り注文が
次いで買われ

 

価格は
101円、102円
と上がって行くはずです。

 

 

それに対して

 

100円で買い注文した人が1000人
と大勢になり

 

100円で売り注文した人が10人
で変わらず

だった場合はどうでしょう

 

価格は
101円
102円を超えてさらに
103円・・・110円

と上がっていくはずです。

 

 

このように
売り注文した人の数に対して
買い注文した人の数が
多ければ多いほど

価格はそこから大きく上昇してゆきます。

 

 

逆も同じです
買い注文した人に対して
売り注文した人が多ければ多いほど

価格はそこから大きく下落します。

 

 

これを通常

買い注文した人が多いと
価格は上がり

売り注文した人は多いと
価格は下がる

こういう風に表現されます。

 

 

これは一見とても単純な話ですが

 

売り買いの注文の流れに応じて
価格がどう動くか 

 

をよく理解することがとても大事だ
と著者は言います。

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ここで

売り買いの注文と
値動きの流れとの関係についての

 

象徴的な実例
が挙げられていますので
簡単に紹介します。

 

登場人物は二人です。

一人はシカゴの
大手ブローカーのオーナーで、

 

もう一人はそこに雇われた
テクニカルのアナリストです。

 

 

このアナリストは
株の値動きがどのようにして生じるのか
よく分かっていませんでした。

 

しかし同時に自分は
分かっていると思い込んでいました。

 

彼が使っていた相場予測式が
極めて正確だったからです。

 

またそれが外れた場合にも
論理的な例外として
もっともらしい言い訳が出来たのです。

 

 

ある時二人は
株価の動きを見ていました。

 

アナリストは

「もうすぐ株価が500円まで
下がります。

 そしてそこで下げ止まって
今度は上昇を開始します」

 

と言いました。

 

これに対して
ブローカーのオーナーは

「そんなことはでたらめだ、
見ていなさい」

 

と言って大量の成り行きの
売りの注文を出しました。

 

するとその結果
アナリストが止まると言った

500円を超えてさらに
株価は下がっていったのです。

 

 

これも一見単純に聞こえますが

株価の値動きの本質を捉えた例えと言えます。

 

つまりどんな分析を行おうとも

どこかの誰かがいつでも
それに反する株価の動きを
作り出すことができるのです。

 

もちろん通常は
価格を一方向に動かすには
大きな資金がいりますが

 

短期の値動きに対しては

その方向に影響を及ぼすような
注文を出せるトレーダーは
いくらでもいる、
と言うのです。

 

 

あなたがいかに優秀な分析手法
に基づいて買い注文を出したとしても

 

あなたと同じように
買い注文を出す人や組織もあれば

 

その反対の売り注文を出す
動機を持っている人や組織は
いっぱいいるのです。

 

これがとても重要なこと
だと著者は言います。

 

しかもその売り買いの注文を出す
動機はまちまちであることも
さらに重要だと言います。

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著者はここで売買を行う代表者として
スぺキュレータヘッジャ―をあげます。

 

 

スペキュレーターとは
投機家と訳せますが

私たちのように

価格の動きを利益に変えたい
トレーダーのことを言います。

 

上がると予測した場合に買い

下がると予測した場合に売る
ことで利益を狙います。

 

 

一方ヘッジャー
価格の動きで利益を得ようとはしません。

あくまで価格の変動による
損失のリスクを減らすのが目的です。

 


ヘッジャーを私なりに分かりやすく

為替の取引を例にして説明してみます。

 

自動車会社が今
1ドル100円の時に1万ドルの車を
アメリカに売ったとします。

 

すぐに支払いが行われる場合には
自動車会社は100万円を受け取ります。

 

しかし
その代金を支払われるのが先で
その時1ドルが90円に下がっていたら
受け取る金額は90万円になります。

 

つまり
為替の変動によって自動車会社は
10万円の損をすることになります。

 

そこで
この10万円の損を補うために
打つ手立てがヘッジ、となります。

具体的には

1万ドルの車を売ったと同時に

1ドル100円のドルを
100万円分を売っておくのです。

 

すると
ドルが100円から90円に下がった場合

10万円の利益を得ることができます。

 


このドル売りの利益10万円で
車の支払いによる10万円の損失を
補うことが出来たのです。

つまりヘッジできたわけです。

 

 

このように
ヘッジ目的の為替の売買の際には
投資・投機目的とは全く異なる理由で

売買が行われます。

 

しかもそのタイミングは
全くの不定期でかつ
比較的大規模のものとなり
価格の変動に
大きな影響を与えることになります 。

また
ヘッジ目的で参入するのは
自動車会社に限らず
銀行、証券会社、保険会社、商社
資源関連会社、電力会社、輸送関連
素材メーカー、農家、食品加工
などあらゆる分野に及びます。

こうして見ても
その影響が巨大であることは
容易に想像できますね。

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今回学んだもっとも大事なことは
次の著者の言葉に集約されます。

ヘッジはしばしば
スペキュレーターが使う
ファンダメンタルズや
テクニカルの分析基準とは
全く異なる観点から行われること

 

 つまり
テクニカルやファンダメンタルズ
の観点からは首をかしげたくなる
タイミングや価格で必要に迫られて
それが結局値動きに大きく影響する
ことがあるということです」

 

つまりどんな時でも
大量の買い注文や売り注文が
取引所に入ることがあり得る

ということなのです

 

 そうするとスペキュレーター
が使う分析基準とは全く無関係の
値動きにつながる
ことが
あり得るということなのです」

また
ヘッジャーばかりでなく
利益目的でトレードを行う
スぺキュレータにも様々な人や
組織が存在します。

・私たちのような個人トレーダー

・高度自動取引プログラムを扱う
独立系のトレード会社

・銀行、証券会社で売買する
プとのトレーダー

・そしてヘッジファンド

などがそうです。

ちなみに
ヘッジファンドは
ヘッジ」と名前は付くものの
目的はトレードで利益を得ること
ですので
スぺキュレータとみなされます。

これらのスぺキュレータにしても
皆が皆
同じ方向の注文を考えるわけではなく

どの瞬間にも
買いだ、と捉えるものもいれば
売りだ、と捉えるものもいるのです。

このことも
スぺキュレータがそれぞれに
どんな分析基準を持っていようが
それに対して
無関係の
値動きを生じる
原因となる
と言うのです。

 

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プロが知るもっとも大事なこととは
結局

「相場の値動きの仕組みにより

価格はどんな動きをしても

おかしくないと知ること」

そして

「それを理解した上でないと

いくら優秀な分析手法を用いても

継続して利益を得ることは出来ない」

と言うことなのですね。

これでなんとなく
わかった気になってしまうのが
私のいつもの悪い癖です。

それを念頭に入れて
次回も
「値動きの仕組み」
についてもう少し深く
学んでゆきたいと思います。

実はこの先がもっとも
面白いところで
感動しながら読んだ部分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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