「人生100年時代」の「終の住処」どこに?
以前こんな題のYahoo!ニュース記事がありました。
私の母は90歳を超えていますが、今は、
「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」
で暮らしています。
母は3年前まで一人で元気に生活していましたが、
ある日転倒によって大腿骨を骨折し、手術を受けた後は、
リハビリ専門の病院を経て「サ高住」でお世話になっています。
そこでは、
身の回りのことを完全に自分で出来る健康な人から、
歩くのが不自由で少しサポートが必要な人や、
認知症で寝たきりの人まで、様々な人が暮らしています。
私の母は、物忘れはありますが認知症ではなく、
また一人暮らしを再開するためにその施設で
リハビリに励んでいるという状況です。
施設にお世話になることを決めた時、
まず最初に驚いたのは施設の入り口です。
入るときは普通に入れる自動ドアなのですが、
出るときに暗号キーを押さないと出られないようになっているのです。
認知症の入居者が、
徘徊によって勝手に出て行ってしまうのを避ける目的なのです。
認知症患者についての話は聞いていて知ってはいましたが
その自動ドアを見て改めでその実態を身近に感じました。
上でご紹介した記事によると、
現在日本には100歳以上の方が約7万人いて、
今後も増加が見込まているそうです。
介護を受けながら暮らすことができる
“終(つい)の住処(すみか)”としての
サ高住も増え、全国で24万戸近くになったといいます。
そして記事では、
「サ高住の実態を調べた結果、
要介護認定を受けている入居者のうち
認知症の人の割合は55%に上っている」
といいます。
そして、
「認知症の入居者の増加は、
サ高住の経営を圧迫している」
らしいのです。
自由に動くことが出来る認知症患者は、
徘徊などの対応のために余計な手がかかり、
そのための人件費がかさむのです。
ある施設の経営者は、
「きれいごとだけでは経営が成り立たない」
「経営難を回避のため、入居者を「選別」し、
介護報酬が高額になる、要介護度の高い人を
優先的に受け入れるようにした」
と言います。
そしてさらに、
寝たきりの人のほうが、介護は楽。
本人さんの意思がないから寝たら寝っぱなし。
そのほうがいい。
と本音を漏らした、といいます。
このようにして、
認知症で寝たきりの人が優先的に「選別」され、
比較的健康な人や、
特に歩けて徘徊する人はサ高住に入れてもらえない、
というのが現状だと言うのです。
「私ここにいたい。ここにもうずーっといたい」
という87歳の女性が出てゆかざるを得ない、
という話には、本当に気の毒な思いをしました。
高齢化社会の問題はとても根深いものがあります。
一朝一夕に解決できるようなものではないと思います。
設備や人員を整備するのも大事です。
またそれとともに、健康寿命を延ばすこと、
認知や寝たきりを予防することも大事です。
しかしそれに加えて、
もう一つ大事なことがあると思うのです。
記事には、100歳になり、
施設に暮らしている方のことが書かれていました。
その方の部屋の壁には、
100歳になったときに内閣総理大臣から送られた
お祝い状が飾られていた、といいます。
しかし、その方は、
いつまでも生きているのは、おかしい。
何も悪いことしたわけじゃないけど。
と言うのです。
記事のこの言葉に触れたときに、
母が以前ぽつっと漏らした言葉が頭をよぎりました。
「自分の最後を自分で決められればそんな幸せなことはない」
というものでした。
誰もが避けて通りたい問題だと思います。
しかし「安楽死」の問題は
もっと議論を進める必要がある気がします。
その弊害があることも十分承知しているつもりです。
本人が意図しないにもかかわらず、
周囲からそれを求められる怖れがある、
そういう反論が必ず出てきます。
もっともな言い分です。
しかし、
何事も変えたくないのが行政です。
リスクをとりたくありません。
面倒なことは避けたいのです。
現状維持が最善です。
そんな人達にとっては、
上の反論が大いなる味方となります。
さらには宗教上の思惑も絡んできます。
すると、いつもここで
「安楽死」の議論はピリオドとなってしまいます。
でもここらあたりで、
タブーの領域にも踏み込んで、
議論を始めなければいけない、
そんな状況に来ているのではないかと思うのです。
日本の高齢化社会のそれだけ深刻だと感じます。
母はこうも言っていました。
「最後を自分で決められるのであれば、
それでこそ、今を安心して生きられる」
と。
思い出すたびに悲しい気持ちになるとともに、
それはひょっとしたらそれこそが、
希望の光なのかもしれない、
そんな気もしてくるのです。
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● いびき でお悩みの方、一発解消法をお教えします!?
● あなたを変える、眠りの改善とその活用法
● 血圧140以上の方が知っておくべき改善の秘策
● シニアの夫婦円満の秘訣はインターネット?
● シニアの残リの人生で優先させるべきこと
● 私が定年退職した日の妻との会話
副業は、「楽して稼ぎたい」「何もしないで、放ったらかしで」「一攫千金」などを期待すると、返ってお金を失うことになりかねません。
かと言って、難しかったり、大量の作業が必要だったり、強いマインドが必要だったりでは、誰もがやり遂げられるものではありません。
初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。
これまでの私の苦い失敗経験と、今の副業に出会えたことで、それこそが本物なのではないかと思っています。
※ 私、ハヤトが実践中の副業
以前こんな題のYahoo!ニュース記事がありました。
私の母は90歳を超えていますが、今は、
「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」
で暮らしています。
母は3年前まで一人で元気に生活していましたが、
ある日転倒によって大腿骨を骨折し、手術を受けた後は、
リハビリ専門の病院を経て「サ高住」でお世話になっています。
そこでは、
身の回りのことを完全に自分で出来る健康な人から、
歩くのが不自由で少しサポートが必要な人や、
認知症で寝たきりの人まで、様々な人が暮らしています。
私の母は、物忘れはありますが認知症ではなく、
また一人暮らしを再開するためにその施設で
リハビリに励んでいるという状況です。
施設にお世話になることを決めた時、
まず最初に驚いたのは施設の入り口です。
入るときは普通に入れる自動ドアなのですが、
出るときに暗号キーを押さないと出られないようになっているのです。
認知症の入居者が、
徘徊によって勝手に出て行ってしまうのを避ける目的なのです。
認知症患者についての話は聞いていて知ってはいましたが
その自動ドアを見て改めでその実態を身近に感じました。
上でご紹介した記事によると、
現在日本には100歳以上の方が約7万人いて、
今後も増加が見込まているそうです。
介護を受けながら暮らすことができる
“終(つい)の住処(すみか)”としての
サ高住も増え、全国で24万戸近くになったといいます。
そして記事では、
「サ高住の実態を調べた結果、
要介護認定を受けている入居者のうち
認知症の人の割合は55%に上っている」
といいます。
そして、
「認知症の入居者の増加は、
サ高住の経営を圧迫している」
らしいのです。
自由に動くことが出来る認知症患者は、
徘徊などの対応のために余計な手がかかり、
そのための人件費がかさむのです。
ある施設の経営者は、
「きれいごとだけでは経営が成り立たない」
「経営難を回避のため、入居者を「選別」し、
介護報酬が高額になる、要介護度の高い人を
優先的に受け入れるようにした」
と言います。
そしてさらに、
寝たきりの人のほうが、介護は楽。
本人さんの意思がないから寝たら寝っぱなし。
そのほうがいい。
と本音を漏らした、といいます。
このようにして、
認知症で寝たきりの人が優先的に「選別」され、
比較的健康な人や、
特に歩けて徘徊する人はサ高住に入れてもらえない、
というのが現状だと言うのです。
「私ここにいたい。ここにもうずーっといたい」
という87歳の女性が出てゆかざるを得ない、
という話には、本当に気の毒な思いをしました。
高齢化社会の問題はとても根深いものがあります。
一朝一夕に解決できるようなものではないと思います。
設備や人員を整備するのも大事です。
またそれとともに、健康寿命を延ばすこと、
認知や寝たきりを予防することも大事です。
しかしそれに加えて、
もう一つ大事なことがあると思うのです。
記事には、100歳になり、
施設に暮らしている方のことが書かれていました。
その方の部屋の壁には、
100歳になったときに内閣総理大臣から送られた
お祝い状が飾られていた、といいます。
しかし、その方は、
いつまでも生きているのは、おかしい。
何も悪いことしたわけじゃないけど。
と言うのです。
記事のこの言葉に触れたときに、
母が以前ぽつっと漏らした言葉が頭をよぎりました。
「自分の最後を自分で決められればそんな幸せなことはない」
というものでした。
誰もが避けて通りたい問題だと思います。
しかし「安楽死」の問題は
もっと議論を進める必要がある気がします。
その弊害があることも十分承知しているつもりです。
本人が意図しないにもかかわらず、
周囲からそれを求められる怖れがある、
そういう反論が必ず出てきます。
もっともな言い分です。
しかし、
何事も変えたくないのが行政です。
リスクをとりたくありません。
面倒なことは避けたいのです。
現状維持が最善です。
そんな人達にとっては、
上の反論が大いなる味方となります。
さらには宗教上の思惑も絡んできます。
すると、いつもここで
「安楽死」の議論はピリオドとなってしまいます。
でもここらあたりで、
タブーの領域にも踏み込んで、
議論を始めなければいけない、
そんな状況に来ているのではないかと思うのです。
日本の高齢化社会のそれだけ深刻だと感じます。
母はこうも言っていました。
「最後を自分で決められるのであれば、
それでこそ、今を安心して生きられる」
と。
思い出すたびに悲しい気持ちになるとともに、
それはひょっとしたらそれこそが、
希望の光なのかもしれない、
そんな気もしてくるのです。
● ガッテン「スロースクワット」90歳の母にも教えました。
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副業は、「楽して稼ぎたい」「何もしないで、放ったらかしで」「一攫千金」などを期待すると、返ってお金を失うことになりかねません。
かと言って、難しかったり、大量の作業が必要だったり、強いマインドが必要だったりでは、誰もがやり遂げられるものではありません。
初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。
これまでの私の苦い失敗経験と、今の副業に出会えたことで、それこそが本物なのではないかと思っています。
※ 私、ハヤトが実践中の副業
私がこれまでに検証してきた数多くのネットビジネスの中で、実際に結果が出せるものだけを厳選してご紹介致します。
全て、私のメンター(指導者)や仲間達と、実践・検証したものですので、どんな方が始めても、簡単で、確実で、堅実に利益が得られると思います。
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※ なお、ハヤトからの返信メールが届かない場合は、迷惑メールに振り分けられている可能性がありますので、ご確認のほど、よろしくお願いいたします。