およそ2年前になります。
還暦を迎え、定年退職する当日の朝でした。
家内が私にこう言いました。
「もし花束をもらったら、
それは大事に家に持って帰ってね」
聞けば彼女が学校を出て、
新人OLになったばかりのときの話でした。
そんな時もあったのです。
彼女の職場で定年退職を迎える男性がいました。
そして、新人の彼女が
花束を買う役目に指名されました。
新人OLの慣例の仕事です。
そのとき彼女の先輩が、教えてくれました。
「どんな花が好きなのか、事前に聞いておいたほうが良いよ」
定年退職する人に対しての花束はつきものです。
男性にとって普通、
それを持って帰るのは結構バツの悪いものです。
ジロジロ見られるのも恥ずかしいもので、
そっと捨ててしまう人も多いと聞きます。
あるいは、
こんな会社からもらう花束など要らない、
と思う人もいるかも知れません。
それだけに、
せめて男性のために、好きな花を聞いておけ、
というわけです。
しかし家内はその時、ふと思ったといいます。
「会社を最後まで勤め上げたのは、
その男性だけの成果なのか」
「待っている奥さんが家にいる」
「奥さんにも、共に歩んだ歴史があったはず」
「花束はむしろ奥さんの労をねぎらい、
感謝の気持ちを示すものであっても良いのでは」
そして男性に彼女は、
「奥さんの好きな花はなんですか?」
と聞いた、といいます。
そんな話をしたうえで、
「最後のお勤め頑張ってね。花束待っているわよ」
と私にいうのでした。
私は正直、がく然としました。
「苦労したのは自分ばかりだと思っていなかっただろうか?」
「家内の苦労や支えに思いを寄せたことはあっただろうか?」
「いやあった、しかしそれを口にしたことはあっただろうか?」
「子育ての大変な時期、仕事を理由に、
辛いことをすべて家内一人に押し付けていなかったか?」
「ここまでやって来るのに、どれほど家内に助けられていたか?」
色んな思いが交錯し、目頭が熱くなってしまったのです。
そして、
それを家内に悟られぬようにして、
最後の出勤のために靴を履き、
「行ってらっしゃい」の声を背に玄関を出たのです。
職場では最後に、
若い女性が花束を手渡してくれました。
事前に聞かれることはありませんでした。
しかし清楚で美しい花でした。
その花はもちろん大事に家に持ち帰りました。
「長い間お勤めご苦労さまでした」
の家内の言葉に、ありがとう、と返すのがやっとでした。
心では、
「苦労かけたね。これまで本当にありがとう」
と思っているのです。
今でも気持ちを正直に口に出すのは苦手です。
でもそうしなければ、とも思います。
ただ、この記事で感謝の気持が少し伝われば、
と思っています。
※シニア関連の記事
かと言って、難しかったり、大量の作業が必要だったり、強いマインドが必要だったりでは、誰もがやり遂げられるものではありません。
初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。
これまでの私の苦い失敗経験と、今の副業に出会えたことで、それこそが本物なのではないかと思っています。
※ 私、ハヤトが実践中の副業
還暦を迎え、定年退職する当日の朝でした。
家内が私にこう言いました。
「もし花束をもらったら、
それは大事に家に持って帰ってね」
聞けば彼女が学校を出て、
新人OLになったばかりのときの話でした。
そんな時もあったのです。
彼女の職場で定年退職を迎える男性がいました。
そして、新人の彼女が
花束を買う役目に指名されました。
新人OLの慣例の仕事です。
そのとき彼女の先輩が、教えてくれました。
「どんな花が好きなのか、事前に聞いておいたほうが良いよ」
定年退職する人に対しての花束はつきものです。
男性にとって普通、
それを持って帰るのは結構バツの悪いものです。
ジロジロ見られるのも恥ずかしいもので、
そっと捨ててしまう人も多いと聞きます。
あるいは、
こんな会社からもらう花束など要らない、
と思う人もいるかも知れません。
それだけに、
せめて男性のために、好きな花を聞いておけ、
というわけです。
しかし家内はその時、ふと思ったといいます。
「会社を最後まで勤め上げたのは、
その男性だけの成果なのか」
「待っている奥さんが家にいる」
「奥さんにも、共に歩んだ歴史があったはず」
「花束はむしろ奥さんの労をねぎらい、
感謝の気持ちを示すものであっても良いのでは」
そして男性に彼女は、
「奥さんの好きな花はなんですか?」
と聞いた、といいます。
そんな話をしたうえで、
「最後のお勤め頑張ってね。花束待っているわよ」
と私にいうのでした。
私は正直、がく然としました。
「苦労したのは自分ばかりだと思っていなかっただろうか?」
「家内の苦労や支えに思いを寄せたことはあっただろうか?」
「いやあった、しかしそれを口にしたことはあっただろうか?」
「子育ての大変な時期、仕事を理由に、
辛いことをすべて家内一人に押し付けていなかったか?」
「ここまでやって来るのに、どれほど家内に助けられていたか?」
色んな思いが交錯し、目頭が熱くなってしまったのです。
そして、
それを家内に悟られぬようにして、
最後の出勤のために靴を履き、
「行ってらっしゃい」の声を背に玄関を出たのです。
職場では最後に、
若い女性が花束を手渡してくれました。
事前に聞かれることはありませんでした。
しかし清楚で美しい花でした。
その花はもちろん大事に家に持ち帰りました。
「長い間お勤めご苦労さまでした」
の家内の言葉に、ありがとう、と返すのがやっとでした。
心では、
「苦労かけたね。これまで本当にありがとう」
と思っているのです。
今でも気持ちを正直に口に出すのは苦手です。
でもそうしなければ、とも思います。
ただ、この記事で感謝の気持が少し伝われば、
と思っています。
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初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。
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