プレバト俳句 タイトル戦 7/18 いつもながらの感動でした ✿ ✿

投稿日:2019/07/19 更新日:

 

昨晩は、プレバト恒例の俳句タイトル戦の予選が行われました。

 

お題は花火です。

 

9人が挑戦して、
3人だけが決勝戦に臨めます。

この9作品の中で、
心に残ったものを少しだけご紹介いたします。

 

 

まず最初はNONSTYLEの石田さんの句です。

 

●粒になるまで見届ける菊花火 

 

花火が消えて行く瞬間のはかなさやと
余韻を読んだものだと思います。

 

夏井先生の評価は高いものでした。

 

菊花火と言う
季語一語だけに焦点を当てて
しかもそこに工夫や独自性を
示さなければならない、
という高度な技に挑戦したもの、
と言います。

 

いつもながらすごいのはここからです。

夏井さんの添削後です。

 

●菊花火のほむらが粒となるまでを

 

この最後を「を」にすることで
「見届ける」時間の経過を伝える事が出来る、
と言います。

 

17語しか使えない俳句では、
語数をいかに削るかがキモになります。

 

当然「ほむら」と言う言葉も
なかなか出てきにくいものですが、

「を」の効果は
私のようなど素人にもよくわかる気がします。

 

このビフォーアフターがいつも
俳句と日本語のすばらしさを教えてくれます。

 

また夏井先生の解説は、
切れ味の鋭さとともに、丁寧で分かりやすくかつ論理的です。

 

また
梅沢富雄さん達、海千山千の方々を
軽くいなす回転の速さと表現力、
はまってしまうとなかなか抜け出せません。

 

●新宿の杜を球音夏の星

 

この句は、
ハーバード大卒のパックンが
神宮球場に響く球の音を読んだものです。

 

これを夏井先生が添削し、
よりその球の音を響かせる工夫をします。

 

それが、

●新宿の杜を球音涼しき夜 

となります。

 

まさに狙い通りですね。
涼しき夜が音を響かせる空間になるのです。

 

 

●花火果て襟裳の朱華(あか)き灯火かな 

 

これは三遊亭志らくさんの句です。

 

北海道のえりも町で行われる
花火大会の花火が終わった後の光景を目出た、という句です。

 

ここでは梅沢さんが
秀逸な解析をしてくれます。

 

花火と言う季語が
最後の「灯火かな」と言う言葉によって
少し死んでしまう、と言うのです。

 

それに大きく賛同した
夏井さんの添削はこうです。

 

●襟裳岬の灯火の朱華(あか)し花火果つ

 

これで作者の言おうとしたことが
鮮やかに読者に伝わります。

無駄のそぎ落とされた
必要最小限の芸術を感じます。

 

●黒き地の正体は海揚花火 

 

この句はキスマイの千賀さんのものです。

 

添削の必要なし、
と言われた予選一位通過の句です。

 

説明なしで、
はっきりと作者の意図が
伝わると、私でもそう思えました。

 

ところで、番組冒頭で三遊亭志らくさんが、

最近俳句で助詞が気になり過ぎて、
話してても噛んでしまって仕方ない
と言っておられました。

 

以前の記事でもご紹介しましたが、
私がそれを教わったのが
夏井先生による次の解説です。

 


●母連れて歩く銀座や走り梅雨

 

この「や」は銀座という場所を強調し、
やっと母を銀座に連れて来ることができたよ、

というニュアンスを伝えてくれます。

 

これが、

 

●母連れて歩く銀座は走り梅雨

こうなると、
他の場所も色々いったけれど、
その中の銀座は雨だったと言う意味を持ってきます。

 

さらにこれが

●母連れて歩く銀座の走り梅雨

となると、
走り梅雨にも色々あるけれども、

これは銀座の走り梅雨なんだよ、
となります。

 

 

一つの助詞を変えるだけで、これほど繊細に
ニュアンスがが変わってくるのです。

まさに日本語の面白さであり
美しさだと感じます。

 

私が東京に住んでいた8年前、
田舎の母を呼んで銀座を歩く
予定を組んでいた時です。

 

それが3.11の大震災で
かなわなくなってしまいました。

 

母ももう90歳になり、
今は施設でお世話になっています。

 

実現できなかったさみしさとともに
思い出される句ともなりました。

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