こんにちは、ハヤトです。
今回のNHKためしてガッテンのテーマは、
新発見「寿命がわかる数値」!?1分間で寿命点検
でした。
この数値とは結局は「脈拍数」である
ことが明らかになるのですが、
「これ、なんだか聞いたことがあるぞ」
という気がしてしまいました。
それは30年ほど前に話題になった本です。
『ゾウの時間ネズミの時間』
という本で、確か、
脈拍が早いほど寿命が短いことを示した本でした。
心臓が一生に打つ脈拍数はほぼ同じであり、
像はゆっくりなので長生きし、
ネズミは早いので短命なのだ、
というようなことが書かれてあったと思います。
ですので、今回の内容は、
もうとっくに周知の事実ではないか
と思ったのですが、
さすがにためしてガッテン、それだけではありません。
大事なのは安静時の脈拍にあるというのです。
そしてその安静時の脈拍を知るのに最も適した時間は
朝起きてから食事をするまでの1時間以内と言います。
この時の脈拍が、
ほぼ安静時の脈拍に匹敵するのだそうです。
緊張したり運動したりすると、
一時的に脈拍数は上がります。
しかしそれは問題ではなくて、
大事なのはこの安静時の脈拍だ
ということが分かったといいます。
この研究成果がすごいのは、
過去33年間にわたり
岩手県花巻市大迫町の住人の2000名近くの
皆さんの脈拍データを採る
と言う気の遠くなるような実験がなされた結果だということです。
おかげで 、
脈拍数が5ポイント上がることで
心筋梗塞や脳溢血の可能性が17%高まる
という具体的な数値データが得られたそうです。
ちなみに現在血圧の正常範囲として知られる、
75から135という数値も、
この大崎町の実験データに基づいたものだそうなんです。
医学も含めて科学一般の世界では、
ともすれば画期的なアイデアや、
優れた 手法を伴う成果に目を奪われがちです。
しかし今回は、こんな地道な検証実験こそが、
信頼性のある重要な知見を与えてくれるのだ
と改めて感心させられました。
この安静時の脈拍を高める要因としては
・飲酒
・喫煙
・ストレス
・運動不足
・寝不足
などが挙げられます。
これらはいずれも、
安静時の血中のアドレナリン量を高めることで
安静時の脈拍を高めます。
アドレナリンは、
人が生きていく上で必要不可欠なホルモンですが、
必要でない時には低く抑えているとことが大事だ、
と言います。
番組では当然、
安静時の脈拍数を抑える処方も示してくれました。
一つ目は 寝ることです。
しかし、ただ寝るのではなく、
そのときの呼吸が大事です。
まず、仰向けに寝た状態で、
鼻から約8秒ほどで息を吸います。
そしてその状態で1、2秒息を止め、
口をすぼめた状態でゆっくりと
また8秒ほどかけて息を吐き出します。
これを毎日約10分間行うのが効果的とされます。
そして、これを行うのに最も適した時間帯は
就寝前ということです。
なのでとても簡単に誰でもできる処方箋になります。
2つ目に紹介されたのは、
お風呂にゆっくり浸かることです。
これは特に日本人にとってはとてもありがたい処方箋です。
ただでさえお風呂好きな方は多いと思います。
これが効果があるのですから言うことなしです。
あまり熱くしないでゆっくりと入る、
これだけでアドレナリンの無用な放出を抑制し、
安静時の脈拍を安定させることができるのです。
番組のタイトルは寿命を延ばす、
というものでしたが、実質的には、
心筋梗塞や脳卒中の起こる可能性を低減するため
というものでしたが、実質的には、
心筋梗塞や脳卒中の起こる可能性を低減するため
・毎朝食事前に脈を計る
・ゆっくりと入浴する
・寝る直前に呼吸法を実施する
これらが効果的であると言う内容でした。
いつになく簡単で、
容易に継続できそうな内容だったので、
即実施できます。
早速風呂に入り、
寝る前には呼吸法です。
毎朝の脈拍チェックを忘れない、
これも大事ですね。
この記事に関する補足を書いていますのでご参考に。
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