今回は、実践テクニカル分析の第四段として、
複数の時間足チャートを利用する方法についてお話します。
なおここでは、対象として株式を取り上げていますが、
先物やFXなどでも基本は全く同じですので、
そちらにご興味の方にも参考になるかと思います。
狙いは、一日から数週間程度の短期間の売買です。
以前ご紹介しましたように、
トレード手法(投資手法)は、
ファンダメンタル分析手法とテクニカル分析手法に分けられます。
ここでは短期売買を対象として、
テクニカル分析手法に絞って解説していますので、
基本的にファンダメンタル分析は行いません。
一方で、数カ月以上、数年にわたって株を保有するのであれば、
企業業績を判断材料として組み立てるファンダメンタル分析が
必要です。
つまり、長期間の株価の動きは、
ファンダメンタルに影響を受ける、ということです。
ここで対象とする数日から数週間の短期トレードは、
まったくファンダメンタルの影響を受けないのかというと、
さすがにそうとは言い切れません。
結論を言うと、
短期売買を対象としてテクニカル分析に従うとしても、
ファンダメンタル分析の支持する方向に沿った方が、
勝つ確率は高くなる、と言えます。
つまりは、直接ファンダメンタルは考慮しないが、
長期的な視点を加味することにより、
間接的にファンダメンタルの分析も踏まえつつ、
短期の戦略を練る、
ということなります。
これを具体的に言うと、
比較的ファンダメンタルに従いやすい、中・長期の傾向傾向を示す
月足チャート、
週足チャート、を参考にしながら、
日足チャート、
で売買タイミングを計る、ということになります。
下の図に、SUMUKOの月足チャートを示します。

5MA(緑)25MA(橙)75MA(青)200MA(紫)
10年近く前になりますが、
①のポイントは、
その前の大きく急な下落の後に、少し戻りましたが、
上値を抑えられてまた下落を開始した、
いわゆる戻りの天井部です。
このようなところは、多くの場合、ライン①のような抵抗線として、
そこから上に行くのは難しくなります。
②や③のポイントも、その付近での
天井になっていますので、ライン②も抵抗線となり得ます。
ただし、一旦そこからしっかり抜ければ、
今度はそれが支持線に変化するという特徴があります。
理由として、
以前、窓のところでも述べたと同じように、
抵抗線のところで跳ね返されて株価が下落する、
と思って売っていた人々が、
ここを突き抜けて上昇したために、
その後ずっと含み損を抱えていたとします。
そ人たちは、やがて株価がそこまで戻って下がって来た時、
やれやれれ損が消えた、今のうちに買い決済しよう、
となるため、再度上昇する、
と言われています。
したがって、ライン②はチャートの右端で、
抵抗線として働く可能性が出てきます。
一方、図の中のボックス③は、月足単位の保合いを示します。
このボックスは、ライン①の抵抗線と、ライン②の支持線で
はさまれていますので、容易に抜けないと予想することも
無理ではありません。
ここで次に、SUMCOの週足チャートを示します。

5MA(緑)25MA(橙)75MA(青)200MA(紫)
月足チャートで示したBOX部分は、
週足チャートでも保合いボックス気味になっていることが分かります。
次にSUMCOの日足チャートを示します。

5MA(緑)25MA(橙)75MA(青)200MA(紫)
ここでも、月足、週足チャートで見られたボックス部分が、
日足チャートでも明らかな保合いボックスになっていることがわかります。
この場合には、当然と言えるように感じるかもしれませんが、
普通、長期の時間足チャートを眺めることにより、
トレンドが発生しているのか、保合いなのかがよりよくわかります。
つまり、
(1)中長期的には上昇トレンドだが、短期的には下落
(2)中長期的には上昇トレンドだが、短期的には上昇
(3)中長期的には上昇トレンドだが、短期的には保合い
であることも多いのです。
下落トレンドの時も同様です。
したがいまして、勝つ確率を高めるためには、
(1)中長期が上昇トレンドなら、短期でも上昇中の買いに絞って狙う
(2)中長期が下落トレンドなら、短期でも下落中の売りに絞って狙う
(3)中長期が保合い傾向なら、短期でも保合い対策の手を打つ(例えばボックス上限下限からの逆張り)
が大切になります。
今回のSUMCOの場合には、保合いの対策が必要です。
前回もお伝えしましたが、保合いの場合に、
やるとすれば(もちろん良いのは保合い時はやらないことですが)
オシレーター系の指標、例えばRSIなどを併用することが
とても有効になります。
これについては、別途ご説明いたします。
一般的に、
日足チャートをメインチャートとして数日間の短期のトレードを行うなら、
その上位の時間軸である、週足チャート、月足チャートを見て、
その方向である、大きな流れに沿った売りまたは買いに絞って、
行うのが良い、勝率がアップする、と言われます。
私の経験からも、これは最も大事なポイントと言えます。
どの場合にも、いざエントリー、参戦となると不安はつきものです。
長期の視点での裏付けがあると、不安感を軽減してくれるのも、
また大切なポイントです。
※参考記事
・初心者のための投資で稼ぐ方法
副業は、「楽して稼ぎたい」「何もしないで、放ったらかしで」「一攫千金」などを期待すると、返ってお金を失うことになりかねません。
かと言って、難しかったり、大量の作業が必要だったり、強いマインドが必要だったりでは、誰もがやり遂げられるものではありません。
初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。
これまでの私の苦い失敗経験と、今の副業に出会えたことで、それこそが本物なのではないかと思っています。
※ 私、ハヤトが実践中の副業
複数の時間足チャートを利用する方法についてお話します。
なおここでは、対象として株式を取り上げていますが、
先物やFXなどでも基本は全く同じですので、
そちらにご興味の方にも参考になるかと思います。
狙いは、一日から数週間程度の短期間の売買です。
(1)複数の時間足チャート利用法とは
以前ご紹介しましたように、
トレード手法(投資手法)は、
ファンダメンタル分析手法とテクニカル分析手法に分けられます。
ここでは短期売買を対象として、
テクニカル分析手法に絞って解説していますので、
基本的にファンダメンタル分析は行いません。
一方で、数カ月以上、数年にわたって株を保有するのであれば、
企業業績を判断材料として組み立てるファンダメンタル分析が
必要です。
つまり、長期間の株価の動きは、
ファンダメンタルに影響を受ける、ということです。
ここで対象とする数日から数週間の短期トレードは、
まったくファンダメンタルの影響を受けないのかというと、
さすがにそうとは言い切れません。
結論を言うと、
短期売買を対象としてテクニカル分析に従うとしても、
ファンダメンタル分析の支持する方向に沿った方が、
勝つ確率は高くなる、と言えます。
つまりは、直接ファンダメンタルは考慮しないが、
長期的な視点を加味することにより、
間接的にファンダメンタルの分析も踏まえつつ、
短期の戦略を練る、
ということなります。
これを具体的に言うと、
比較的ファンダメンタルに従いやすい、中・長期の傾向傾向を示す
月足チャート、
週足チャート、を参考にしながら、
日足チャート、
で売買タイミングを計る、ということになります。
(2)月足、週足、日足チャートとその利用方法
下の図に、SUMUKOの月足チャートを示します。

5MA(緑)25MA(橙)75MA(青)200MA(紫)
10年近く前になりますが、
①のポイントは、
その前の大きく急な下落の後に、少し戻りましたが、
上値を抑えられてまた下落を開始した、
いわゆる戻りの天井部です。
このようなところは、多くの場合、ライン①のような抵抗線として、
そこから上に行くのは難しくなります。
②や③のポイントも、その付近での
天井になっていますので、ライン②も抵抗線となり得ます。
ただし、一旦そこからしっかり抜ければ、
今度はそれが支持線に変化するという特徴があります。
理由として、
以前、窓のところでも述べたと同じように、
抵抗線のところで跳ね返されて株価が下落する、
と思って売っていた人々が、
ここを突き抜けて上昇したために、
その後ずっと含み損を抱えていたとします。
そ人たちは、やがて株価がそこまで戻って下がって来た時、
やれやれれ損が消えた、今のうちに買い決済しよう、
となるため、再度上昇する、
と言われています。
したがって、ライン②はチャートの右端で、
抵抗線として働く可能性が出てきます。
一方、図の中のボックス③は、月足単位の保合いを示します。
このボックスは、ライン①の抵抗線と、ライン②の支持線で
はさまれていますので、容易に抜けないと予想することも
無理ではありません。
ここで次に、SUMCOの週足チャートを示します。

5MA(緑)25MA(橙)75MA(青)200MA(紫)
月足チャートで示したBOX部分は、
週足チャートでも保合いボックス気味になっていることが分かります。
次にSUMCOの日足チャートを示します。

5MA(緑)25MA(橙)75MA(青)200MA(紫)
ここでも、月足、週足チャートで見られたボックス部分が、
日足チャートでも明らかな保合いボックスになっていることがわかります。
この場合には、当然と言えるように感じるかもしれませんが、
普通、長期の時間足チャートを眺めることにより、
トレンドが発生しているのか、保合いなのかがよりよくわかります。
つまり、
(1)中長期的には上昇トレンドだが、短期的には下落
(2)中長期的には上昇トレンドだが、短期的には上昇
(3)中長期的には上昇トレンドだが、短期的には保合い
であることも多いのです。
下落トレンドの時も同様です。
したがいまして、勝つ確率を高めるためには、
(1)中長期が上昇トレンドなら、短期でも上昇中の買いに絞って狙う
(2)中長期が下落トレンドなら、短期でも下落中の売りに絞って狙う
(3)中長期が保合い傾向なら、短期でも保合い対策の手を打つ(例えばボックス上限下限からの逆張り)
が大切になります。
今回のSUMCOの場合には、保合いの対策が必要です。
前回もお伝えしましたが、保合いの場合に、
やるとすれば(もちろん良いのは保合い時はやらないことですが)
オシレーター系の指標、例えばRSIなどを併用することが
とても有効になります。
これについては、別途ご説明いたします。
(3)まとめ
一般的に、
日足チャートをメインチャートとして数日間の短期のトレードを行うなら、
その上位の時間軸である、週足チャート、月足チャートを見て、
その方向である、大きな流れに沿った売りまたは買いに絞って、
行うのが良い、勝率がアップする、と言われます。
私の経験からも、これは最も大事なポイントと言えます。
どの場合にも、いざエントリー、参戦となると不安はつきものです。
長期の視点での裏付けがあると、不安感を軽減してくれるのも、
また大切なポイントです。
※参考記事
・初心者のための投資で稼ぐ方法
副業は、「楽して稼ぎたい」「何もしないで、放ったらかしで」「一攫千金」などを期待すると、返ってお金を失うことになりかねません。
かと言って、難しかったり、大量の作業が必要だったり、強いマインドが必要だったりでは、誰もがやり遂げられるものではありません。
初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。
これまでの私の苦い失敗経験と、今の副業に出会えたことで、それこそが本物なのではないかと思っています。
※ 私、ハヤトが実践中の副業
私がこれまでに検証してきた数多くのネットビジネスの中で、実際に結果が出せるものだけを厳選してご紹介致します。
全て、私のメンター(指導者)や仲間達と、実践・検証したものですので、どんな方が始めても、簡単で、確実で、堅実に利益が得られると思います。
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