日経225オプション取引

投稿日:2018/05/07 更新日:

ハヤトです。

 

日経225オプション取引というと、
難しい、とっつきにくい取引、
という印象を持っている方も多いと思います。

 

しかしこの取引は、
通常の株取引や、先物取引にない、様々な魅力を持った取引であり、
知っておいて決して損のないものだと思います。

 

そこで今回は、日経225オプション取引について、

できるだけわかりやすくお話ししたいと思います。

 

① 日経225オプションとは

オプションとは「権利」を意味し、オプション取引とは、
「権利を取引(売買)する」という意味になります。

 

そして、日経225オプション取引とは、
・日経225平均株価を、
・定められた期日「満期日」に、
・定められた価格「権利行使価格」で、
・買ったり売ったりする「権利」を、
取引(売買)することです。

 

「買う」権利のことを「コールオプション」、
「売る」権利のことを「プットオプション」、
といいます。

 

オプション取引では、
この権利を売買することで売買益をねらいます。

 

あるいは、
この買う(または売る)権利を保有しておき、
満期になってその権利を行使することで、
実際の「日経平均株価」と「権利行使価格」の差額を
利益として得ることを狙ったりもします。

 

「買う」権利を買うとか、売るとか、
「売る」権利を買うとか、売るとか、、、
頭が混乱してきますよね。

 

以下、できるだけ分かりやすいように、
簡単に解説をしたいと思います。

 

② 基本用語

①の説明ですでにいくつか出てきましたが、
ここではまず、押さえておくべき基本用語をおさらいしておきます。

 

ざっとでいいのでここに目を通してから、
③の基本戦略に進んでいただければよいと思います。

 

「満期日」
オプションの満期は各限月の第2金曜日で、
SQ日ともいいます。

 

2018年6月限であれば2018年6月8日が満期日になります。

 

「SQ(エス・キュー)」
スペシャル・クォーテーションの略で最終清算数値ともいいます。

 

株価指数先物取引の最終決済に使用されるほか、
株価指数オプションの権利行使の際に利用されます。

 

日経225先物、日経225mini、日経225オプション取引の場合、
限月の第2金曜日の日経平均株価の構成銘柄の始値に基づいて算出され、
その日の大引け後に大阪証券取引所から公表されます。

 

「プレミアム」
オプション取引におけるオプションの価格のことです。

 

「権利行使価格」
オプション取引において、日経平均株価を売買する権利を行使する際の
基準になる価格。

 

「ロング・ポジション」
証券(権利)を買って持っている状態のこと。

 

「ショート・ポジション」
ロングの逆の立場、証券(権利)を売っている状態のこと。

 

「コール」
日経平均株価を権利行使価格で「買う」権利のことです。

 

「プット」
日経平均株価を権利行使価格で「売る」権利のことです。

 

「限月(げんげつ)」
先物・オプション取引で、取引できる期限の月こと。

 

日経225オプション取引では、3月、6月、9月、12月の限月のうち
直近12限月とそれ以外の直近の限月3限月を加えた15限月が取引されます。

 

先物・オプション取引では、この限月が銘柄名となり、
例えば9月の限月を取引する場合は「9月限(くがつぎり)」
と呼んで注文します。

 

「建玉(たてぎょく)」
先物・オプション取引で、新規に買いの取引が成立(買い建て)、
または売りの取引が成立(売り建て)したまま決済せずに保有し
ている約定のこと。ポジションともいいます。

 

③ オプション投資戦略の概略と注意点

 

■戦略の概略(基本戦略)

 

オプション投資戦略には大きく分けて、
「買い戦略」と
「売り戦略」
があります。

 

基本中の基本の戦略は、
 (1)コールの買い (買う権利の買い)
 (2)コールの売り (買う権利の売り)
 (3)プットの買い (売る権利の買い)
 (4)プットの売り (売る権利の売り)
の4つになります。

 

■戦略の概略(応用戦略)

 

また、応用の戦略として、
これら4つの戦略・ポジションを2つ以上組み合わせて、
複雑な投資戦略を組むこともできます。

 

そうすることで、
現物取引のリスクヘッジに活用したり、
上げ相場、下げ相場、保ち合い相場のどの局面においても、
収益を上げられるチャンスが出てきます。

 

これがオプション投資の醍醐味と言えると思います。

 

■オプション取引の注意点

 

「買い戦略」において、
最大利益は無限大、最大損失は限定されています。

 

「売り戦略」においては反対に、
最大利益は限定されていますが、最大損失は無限大です。

 

単純な売りポジションは、短期間のうちに証拠金の大部分、
またはその全てを失うこともあり、その損失は証拠金の額だけに限定されません。

 

取引にあたっては、この点を理解していることが大切です。

 

④ 基本戦略の説明

 

(1)コールの買い (買う権利、の買い)

 

この戦略は、日経平均が上がるだろうと予測したときに行うものです。

 

コールの買い

例えば、
 期限が来たら20,000円で買う(権利行使価格)、
という権利を、
 100円で買ったとしたら(プレミアムですね)、
期限がきて、日経平均が、損益分岐点である20,100円以上になっていれば、
利益になります。

 

一方、予想に反して20,000円以下となっていた場合には、
損失になりますが、買った値段の100円以上の損になることはありません。

 

損失は限定され、利益は理論上は無限に得られます。

 

取引単位は1枚と言い、レバレッジは1000倍です。
 
ですので、この場合、期限時に日経平均がもし、
20,500円になっていれば、
(20,500-20,100)×1000=400,000円  の利益になり、
19,000円まで下がっていたら、
100×1000=100,00円 の損失、
ということになります。

 

つまり、いくら下げても損失はこれに限定されます。

 

また、この買う権利は、期限まで保有する必要はありません。

 

買った価格つまりプレミアムは、時々刻々と変化します。

 

コールの買いのプレミアムは、通常、
 ・日経平均株価が上昇すれば、
 ・また相場の値動きが激しくなれば(ボラティリティーが上がれば)
価格が上昇します。

 

こうなったときにそれを決済売りすれば、利益になります。

 

例えば、100円で買ったプレミアムが200円に上昇すれば、
(200-100)×1000=100,000円の利益になります。

 

(2)コールの売り (買う権利、の売り)

 
日経平均が上がらないことを予測した場合にとる戦略です。
 

コールの売り
 

例えば、
期限が来たら20,000円で買う(権利行使価格)、
という権利を、
100円で買う(プレミアム)という人に売っていたら、

期限がきて、日経平均が、損益分岐点である20,100円以上になっていれば損失になります。
 

売った人は、必ず買い戻す、という義務があるので、
買っていた人の利益分を支払う必要があります。
 

ですので、(1)の場合のように、
日経平均が20,500円になっていた場合には、
買っていた人の利益分、
(20,500-20,100)×1000=400,000円 を支払うことになります。
 

一方、19,000円まで下がっていたら、買っていた人から、

100×1000=100,00円
を受け取れることになります。
 

また、この権利は、期限まで保有する必要はありません。

 

先ほどの例と同様に、プレミアムは、時々刻々と変化します。

 

買いの場合とは逆に、プレミアムが安くなった時に決済買いすれば、利益になります。

 

しかし、100円で売ったプレミアムはマイナスにはならないので、
100×1000=100,000円 が利益の上限となります。

コールの売りの場合には、
理論上の損失は無限大になることを考慮しなければなりません。

 

(3)プットの買い (売る権利、の買い)

 

日経平均が大きく下げると予想したときにとる戦略です。

プットの買い

考え方は、コールの買いの場合と同様です。

ただし、利益になる方向が異なるだけです。
つまり、日経平均が上昇したときの損失は限られますが、
それが下落したときの利益は、下落するほど大きくなります。
利益計算は、コールの買いと考え方は同じなので省略します。

 

 

(4)プットの売り (売る権利、の売り)

日経平均が下落しないと予想したときにとる戦略です。
プットの売り

 

考え方は、これまでに述べたものと同様なので、
この図より、判断して、期限時に日経平均が上昇していた場合や、
下落していた場合の計算ができると思いますので、ここでは省略します。
以上、基本の4つの戦略を紹介しましたが、

コール、プットのいずれでも、売り戦略の場合には注意が必要です。
つまり、損失が買いの場合のようには限定されず、
非常に大きなものになってしまう恐れがあるためです。

 

⑤ 応用戦略の紹介

基本の4つの戦略は、
その組み合わせ方でいろんな新しい戦略を立てることが可能です。
いかにその二つの例を示します。

 

■ロングストラングル

日経平均が上下どちらに動くかはわからないが、その動きは大きいはず、
と予想したときにとる戦略です。

ロングストラングル

図のようにコールの買いと、プットの買いを合成したものです。
権利行使価格の異なるコールとプットを同数買うことによって、
形成できます。

図からわかるように、日経平均が大きく下げるか、大きく上げるか、
どちらの場合にも利益を大きくすることができます。

日経平均があまり変化しない場合には、損失となりますが、
その損失額はコールの買いとプットの買いの代金分に限定されます。

 


■ショートストラングル

ロングストラングルの場合とは逆に、
日経平均があまり動かないだろう、と予想したときにとる戦略です。
ショートストラングル

図のようにコールの売りと、プットの売りを合成したものです。
権利行使価格の異なるコールとプットを同数売ることによって、
形成できます。

図からわかるように、日経平均があまり動かない場合に利益を得ます。
一方、日経平均が大きく動いてしまうと、損失は大きく膨らみます。

 

⑥ まとめ

「買う権利」を売る、
など、イメージしにくいオプション取引ですが、
図にすると比較的理解しやすくなったと思います。

ただ、私も随分と勉強はしましたが、実際には手を出せていません。

しかし、基本の戦略だけでなく、応用戦略などいろいろ考えると、
面白い取引ができそうであることは間違いなさそうです。
リスクは限定して、利益は伸ばせる可能性がある、
というのはうれしいですね。

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