こんにちは、hayato です。


株式投資の手法には、
ファンダメンタル分析手法とテクニカル分析手法があります。

私の場合は、主にテクニカル手法だけを使用してきました。

しかし、ファンダメンタル手法も知っておけば、
テクニカル手法を補足し、よりよい分析ができるのではないかとも思います。

また、一般常識としても抑えておいて損はないといます。

そこで、今回は、ファンダメンタル分析に使用される、
企業の、株式指標をいくつか取り上げご紹介したいと思います。



① 株式指標とは
② PER(株価収益率)Price Earnings Ratioとは
③ PBR(株価純資産倍率)Price Book-value Ratioとは
④ まとめ



① 株式指標とは

株式指標とは、ひとことで言うと、
企業の投資価値を判断するための指標、と言えます。

現在の株価が割安であるか、割高であるかを判断する目安として使用し、
株の売り時や買い時の目標を立てることができます。

主なものとして、
 ・PER(株価収益率)Price Earnings Ratio
 ・EPS(一株当たり当期純利益)Earnings Per Share
 ・PBR(株価純資産倍率)Price Book-value Ratio
 ・BPS(1株当たり純資産)Book-value Per Share
 ・ROE(自己資本利益率)Return on Equity
 ・ROA(総資産利益率)Return on Asstts
 ・PSR(株価売上高倍率)Price to Sales Ratio
 ・自己資本利益率 Return On Equity
 ・自己資本比率 Equity Ratio
などがあります。

この中でも、最も代表的なものがPERとPBRです。
これらを参考にする投資家も多いことでしょう。
このPERとPBRの意味と使い方を解説します。



② PER(株価収益率)Price Earnings Ratioとは


PERとは、日本証券業協会によると、
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税引き後の利益を、
その会社の発行済株式数(発行済株式総数-自己株式数)で割ると、
1株当たりの利益が計算できます。
この1株当たり利益に対し、
株価が何倍まで買われているかを表したのが、
株価収益率(Price Earnings Ratio)です。


この倍率の高低でその会社の投資価値を判断します。
例えば、
前期の1株当たり利益が20円、
現在の株価が400円ならPERは20倍です。

来期の1株当たり利益が30円と増益が予想された場合、
PERが同じ20倍なら株価は600円の水準まで買える、
と判断するわけです。

また、同じ業種の平均PERが30 倍で、
この会社の現在のPER20倍は低過ぎると判断されるなら、
PER30倍の水準、
つまり株価は600円が適正ということになります。

しかし、
PERは客観的な価値基準を示すものではなく、
あくまでも同じ業種の収益状態、
将来の収益予測等会社の評価と比較して判断する
相対的な基準でしかありません。
1株当たり利益も、
土地売却等の特別収益があったりするとその期だけ利益が増え、
PERが低下して割安感が強まってしまう
といった不合理の生じる可能性もあります。

一般に、
成長性が期待できそうな株式のPERは高く、逆の場合は低くなっています。

また、新聞等に載る東証一部全銘柄平均のPERは、
株価の時価総額を利益総額で除していますが、
時として何百倍といった異常に高い数値を示すことがあります。
各銀行が不良債権の償却を行って巨額の赤字を計上したとき等、
全銘柄の利益総額が低下してしまい、異常値が算出されるケースもあるからです。
平均 PERは、個別銘柄でチェックできる損益状況がなかなか表面に現れず、
数値自体が一人歩きしてしまいがちな危険性があります。

(出典)日本証券業協会『「PER」の意味と使い方を教えてください』
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もう少し説明を加えます。

PERは、計算式で表すと、
「株価÷1株あたり利益(EPS)」
になります。

ここでEPSとは、
「1株当たり純利益」で、
会社の最終利益である純利益を、発行済み株式数で割ったものです。

たとえば、純利益が5000万円、発行済み株式数が50万株の場合、
EPSは、5000万円÷50万株=100円、
つまりこの会社の利益は1株当たりだと100円、
ということになります。

もし、この会社の株価が現在、2000円だとすると、
EPSが100円ですから、
その20倍の値段がついている、というわけです。
この「20倍」がすなわちPERで、
PERとは、
「今の株価が“1株当たりの純利益”の何倍なのか」
を示したものなのです。

たとえば株を、
 EPSの20倍の値段で買うのと、
 EPSの10倍の値段で買うのとを比べると、
10倍の値段で買えた方がお得(割安)です。
つまり、PERは数値が高いと今の株価は割高、
低いと今の株価は割安というのが基本の見方となります。

日本の上場企業の場合、PERは15倍程度が平均とされているので、
一般には、PER15倍を基準に、それよりも高ければ割高、
低ければ割安と判断されることが多いようです。

有望な株のPERが10倍など低めだったら、
買いチャンスかもしれません。
割安に買って、株価が上昇した(=PERが高くなった)
ところで売れば、利益を得られます。


ところで、英国風パブの「ハブ(銘柄コード3030)」のPERは、
2008年当時は7倍程度でした。
PERは低く、割安だったと言えます。
当時はリーマンショックなどの金融危機の影響で、
投資家たちの心理状態が冷え込んでいたこともありました。

しかし、その後の「ハブ」は、業績の拡大とともに投資家にも人気が出て、
2015年にはPERは18倍と、やや高い水準にまで上昇。株価は約9倍になりました。

もし、2008年のPERがまだ低かったころに買って、
2015年のPERが高くなってから売れば、大きな利益を得られたわけです。


PERについは、気をつけなければならないこともあります。

まず、PERの計算に使うEPSは、予想EPSだということ。
予想EPSとは、企業などが発表する予想の数字のことです。
株式投資では将来性を重視するので、計算に使う数字も、
すでに終わった期の確定数字ではなく、
あくまでこれからの予想数字を使いますので、
当たりはずれは当然生じてきます。

また、PERが低ければいいとばかりは限りません。
PERが低くても、業績が悪化していく見込みなら割安とはいえません。
PERが低いから買ったのに、さらに低くなってしまう恐れもあるのです。

逆に、PERが高いからといって、買ってはいけないともいえません。
今後の業績の大きな伸びが期待できるなら、
PERが少しくらい高い状態で買っても、さらに高くなる可能性があるからです。
利益が今後、何倍にもなっていく見込みがあるなら、
PERが20倍や30倍でも割安といえることもあります。

そこで、PERだけを判断材料にせず、業績や将来性、
そしてテクニカル分析手法なども併せて検討した方がよさそうです。

とりあえず基本的には、
将来性が高いのにPERが15倍やそれより低い水準に放置されているなら、
それは割安といえる、と覚えておきます。


③ PBR(株価純資産倍率)Price Book-value Ratioとは



日本証券業協会によると、
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1株当たりの純資産(注)に対し、
株価が何倍まで買われているかを表したのが、
株価純資産倍率(Price Book-Value Ratio)です。

(注)ここで使用される「純資産」とは、
貸借対照表上の「純資産の部」から、
少数株主持分および新株予約権等を除去した金額、
つまり自己資本(株主持分)を意味します。

株主には、株式会社が解散したとき、
持ち株数に応じて残された会社の資産を分配してもらう権利があります。
この対象となるのが純資産です。
つまり株主のものに帰す資産といえます。
1株当たりの純資産は、
純資産を発行済株式数(発行済株式総数-自己株式数)で割って算出します。

例えば、純資産400億円、発行済株式数5,000万株の会社の場合、
1株当たりの純資産は800円です。
株価が1,200円なら、PBRは1.5倍になります。
PER(株価収益率)が会社の収益力を判断する指標なのに対し、
PBRは会社の資産内容や財務体質を判断する相対的な指標です。

PBRが1ということは、
株価と1株当たりの純資産が等しいということです。
このとき、この会社の株式を買うと、
1株に対する投資金額と1株当たりの解散価値が一致しています。
もし会社が解散すれば、投資金額はそのまま戻ってくる理屈です。
つまり投資金額のリスクがないことになります。
逆に言えば株価は1株当たりの純資産を下回らない、
ということになりそうですが、
現実にはPBRが1を割ってくる場合があります。
経営不安の場合は別として、
割安と評価されて投資価値が相対的に高まり、
PBRが1を下値に株価が回復するケースも多く見られます。
このようにPBRは株式を物的証券と見た投資尺度ともいえるでしょう。

(出典)日本証券業協会『「PBR」の意味と使い方を教えてください』
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もう少し説明を加えます。

計算式は、PBR = 「株価÷1株純資産」。
現在の株価が、1株純資産の何倍になっているのかを示します。

その会社の「資産」から見て今の株価が割安かどうか測る指標とも言えます。


純資産は、会社の総資産から負債を引いた金額のことであり、
純粋にその会社の資産といえる部分のことです。

また、純資産は株主が最初に出資したお金に、
会社が稼いだ利益を蓄積したものを加えた金額でもあります。
つまり、純資産は株主から預かっている資産といえるのです

そして、これを1株あたりに割り振ったものが、
株主に属する1株あたりの資産金額ということになり、
「1株純資産」と呼ばれます。
これは、会社が解散した場合に株主に配分される資産ともなるため、
「解散価値」とも呼ばれます。

この「1株純資産」は帳簿に載っている現預金や、
不動産などの資産から計算した金額ですが、
きちんと経営されている会社の場合には、
それに加えてノウハウや技術やブランド力などといった、
帳簿に載っていない価値も蓄えられています。
ですから、普通ならば、会社の価値は純資産以上になるはずであり、
株価は1株純資産以上(PBR1倍以上)の状態であるはずなのです。

ところが、実際にはそうではない1倍割れの会社もあります。
これは、
 赤字垂れ流しのダメな会社なのかか、
 今は業績が赤字に転落していなくても将来性がない会社なのか、
 あるいは優良企業だけど何かの理由で一時的に大きく株価が下がっているのか、
などのいくつかの理由が考えられます。

このうち、
赤字垂れ流しの場合や将来性がない会社ならだめですが、
優良企業だけど何らかの理由で一時的に大きく株価が下がっている場合には、
PBR1倍割れであればむしろ絶好の買いチャンスとなります。

つまり、本来は将来性のある良い優良企業だけど、
一時的に調子が落ちているとか、
株式市場全体の暴落につられて下がったなどの理由でPBR1倍を割れている場合には、
買いのチャンスになります。

この場合は一時的な理由で激安になっているわけですから、
やがて再評価されてPBR1倍の“まともな価格”まで戻ることが期待できますし、
さらに上昇していく可能性もあるからです。


また、PBR1倍を「底値のメド」として売買に生かす方法もあります。

たとえば、「トヨタ自動車(7203)」では、PBR1倍時点の株価が、
株価の底打ちのメドとして強く投資家から意識されながら動いています。
「トヨタ自動車」は1992年、1995年、2003年と、
経営の悪化や急激な円高で経営が苦しく株価が大きく下落しました。

しかし、1992年はPBR0.9倍の株価1260円、
1995年はPBR1.2倍の株価1590円、2003年はPBR1.2倍の株価2455円と、
いずれの場合もPBR1倍近くのところから株価は反転しました。

「トヨタ自動車」のように日本を代表する優良企業の場合、
PBR1倍近くまで下がると、
「底値」と考えて株を買う投資家が多いためだと考えられます。

しかし、そんな「トヨタ自動車」でも、
リーマンショックや、東日本大震災や、タイの洪水などの折には、
PBR1倍の水準を大きく割り込みました。
当時はトヨタだけでなく、
日経平均銘柄全体のPBRも0.9倍~1倍になっていましたが、
「トヨタ自動車」のPBRはさらにそれを下回っていたのです。

まさに不振が不信を呼んで、過剰な不安が投資家の間に広まってしまったのです。
しかし、それも一時的なもので、
いずれまた活躍するようになる」と判断できたなら、
PBR1倍割れの水準を絶好の買いチャンスと捉えることもできたはずです。



④ まとめ


今回は、ファンダメンタル分析の指標として、
その代表的なPERとPBRについて勉強してきましたが、
結局これらの指標だけで投資判断するのは困難であることがよくわかりました。

個人的には、ファンダメンタル分析の限界ではないかと思います。

やはり、特に短中期の投資、トレードでの利益を目指すのであれば、
これらの指標を参考にしつつも、
投資家心理を反映した株価チャートを用いた、
テクニカル分析を採用する方が良いのではないかと考えています。


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かと言って、難しかったり、大量の作業が必要だったり、強いマインドが必要だったりでは、誰もがやり遂げられるものではありません。

初心者にふさわしいのは、簡単だけれど、最低限の作業とその継続は必要、そんなものだと考えます。

これまでの私の苦い失敗経験と、今の副業に出会えたことで、それこそが本物なのではないかと思っています。
 

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