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これまで、逆張り手法と、
順張り手法のサンプル売買ルールを用いて、
具体的な改善方法をお伝えしてきました。
いずれのルールも、
まだまだ改善の余地は残されているのですが、
ここのルールの改善はここまでとして、
その先についてお話ししたいと思います。
単独の売買ルールは、
相場によって成績が変動します。
例えば、
下げ相場に強いい売買ルールもあれば、
上げ相場につ用売買ルールもあります。
ですので、システムトレーダーは、
複数の売買ルールを組み合わせることにより、
どんな相場の状況でも
一定の利益が得られるように工夫します。
よく用いられるのは、
(1)大きく下落したときに発動する
逆張り買いルール
(2)浅い押しに対応する
逆張り(押し目)買いルール
(3)順張り買いルール
(4)デイトレ買いルール
(5)デイトレ売りルール
などを組み合わせるやり方です。
今回は、これまでに改良してきた、
とてもシンプルな、
逆張り買いルールと、
順張り買いルール
を組み合わせることでどんな効果が得られるか
検証してみたいと思います。
(1)逆張り買いルールのおさらい
(2)順張り買いルールのおさらい
(3)組み合わせ(順張り優先100対100)
(4)組み合わせ(順張り優先70:40)
(5)組み合わせ(順張り優先40:40)
(6)まとめ
(1)逆張り買いルールのおさらい
改善後の逆張りルールは、具体的には、
(1)日足終値が20日移動平均線より
6%以上下がったら、
(2)またその日、前日、前々日に
ストップ安でなければ、
6%以上下がったら、
(2)またその日、前日、前々日に
ストップ安でなければ、
(3)翌日の寄付きで買いを仕掛け、
(4)その後保有して、
1)終値が買い値より5%以上になるか
(利益確定)
(利益確定)
2)終値が買い値より-3%以下になるか
(損切)
(損切)
3)保有日数が5日以上になるか
(5%から-3%の損益)
(5%から-3%の損益)
となった時点で、
その翌日の寄付きで決済売りする。
その翌日の寄付きで決済売りする。
で、その検証条件は、
1)検証期間:2000年1月1日~2018年4月6日
2)対象銘柄:TOPIX500銘柄
3)投入資金:100万円
4)最低購入額が30万円以上の
銘柄は対象から外す
(正確には、1銘柄最大30万円まで、
最低5万円以上、としていました)
銘柄は対象から外す
(正確には、1銘柄最大30万円まで、
最低5万円以上、としていました)
5)移動平均乖離率が小さい
(乖離が大きい)順に買ってゆく
(乖離が大きい)順に買ってゆく
6)信用取引はしないで、
資金100万円で買えるまで買う
資金100万円で買えるまで買う
7)運用:単利運用(複利でない)
8)手数料は考慮しない
です。
一見複雑そうですが、基本の構造は、
「日足終値が20日移動平均線より6%以上下がれば、
翌日の寄付きで買い」
というものすごくシンプルなルールです。
結果の資産曲線を下に示します。

最初の3年間が利益が出ていないのが気になります。
(2)順張り買いルールのおさらい
改善後の順張り売買ルールは、、
(1)日足終値が75日間の最高値を超えたら、
(2)翌日の寄付きで買いを仕掛け、
(3)その後保有して、
1)終値が買い値より5%以上になるか
(利益確定)
2)終値が買い値より-5%以下になるか
(損切)
3)保有日数が10日以上になるか
(5%から--5%の損益)
となった時点で、その翌日の寄付きで決済売りする。
で、その検証条件は、
1)検証期間:2010年1月1日以降2018年4月22日まで
2)対象銘柄:全市場全銘柄
3)売買代金:1千万円以上
4)投入資金:100万円
5)最低購入額が10万円以上の
株価の銘柄は対象から外す
(正確には、1銘柄最大10万円まで、
最低5万円以上、としていました)
6)移動平均乖離率が小さい(乖離が大きい)
順に買ってゆく
7)信用取引はしないで、
資金100万円で買えるまで買う
8)運用:単利運用(複利でない)
9)手数料は考慮しない
でした。
これも基本的にはとてもシンプルなもので、
「日足終値が75日間の最高値を超えたら、
翌日寄付きで買い」
というだけのルールです。
結果を下に示します。
フラットな部分が多いことが気なります。
(3)組み合わせ(順張り優先100対100)
①と②の結果を見ると、
最終的な収益は、順張り法の方が優れています。
したがって、組み合わせ方を、
優先ルール:順張りルール
最大投入資金(順張り):100万円
最大投入資金(逆張り):100万円
として検証して見ました。
具体的には、
総資金は100万円とし、
まず、
順張りルールの買いを優先して最大100万円まで購入
そして、資金に余裕があれば、ついで
逆張りルールの買いを最大100万円まで購入
するということになります。
結果を下に示します。

ドローダウンが、順張りルールよりやや小さいものの、
最終益は順張りルールより小さく、
改善されたとは言えない結果となりました。
(4)組み合わせ(順張り優先70:40)
今度は、
優先ルールを順張りルールにするのはそのままで、
資金配分と、組み合わせ方を、
優先ルール:順張りルール
最大投入資金(順張り):70万円
最大投入資金(逆張り):40万円
として検証して見ました。
具体的には、
総資金は100万円とし、
まず、
順張りルールの買いを優先して最大70万円まで購入、
そして、資金に余裕があれば、ついで、
逆張りルールの買いを最大40万円まで購入、
するということになります。
結果を下に示します。

最終益は小さくなりましたが、
フラットな部分がやや減り、ドローダウンも減少しています。
(5)組み合わせ(順張り優先40:40)
今度も、優先は順張りルールとしておき、
資金配分と、組み合わせ方を、
優先ルール:順張りルール
最大投入資金(順張り):40万円
最大投入資金(逆張り):40万円
として検証して見ました。
具体的には、
総資金は100万円とし、
まず、
順張りルールの買いを優先して最大40万円まで購入、
ついで、
逆張りルールの買いを最大40万円まで購入、
するということになります。
結果を下に示します。

資産曲線はだいぶ改善されました。
このように二つの性質の異なる売買ルールを
組み合わせることで、
より滑らかな右肩上がりの曲線が
得られるようになります。
実運用の際には、
できるだけ資産曲線が滑らかな方が良いのです。
気持ちが揺さぶられずに済みます。
このためには、
到達利益は多少犠牲になってもかまいません。
そうしないとこのルールの継続利用は
大変困難なものになってきます。
(6)まとめ
これ以上ないというようなシンプルな逆張り、
順張りルールを使って、
それらを組み合わせることにより、
運用上大切な、ドローダウン、収益曲線のうねり、
を軽減できることが分かりました、
今後はもっと多くのルールを組み合わせた、
売買ルールを工夫し、
検証してみたいと思います。
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