1日たった15分のスキマ時間で

1万円の収入が手に入る



と謳う、山下真也氏のCHANCE TIME (チャンスタイム)を検証します。



 



ボートレース(競艇)で稼ぐシステムの案内で、

希望の日時に無料体験、無料相談会が開催されます。



 

1.チャンスタイム「毎日1万円」の落とし穴



案内には、



「1日たった15分のスキマ時間で1万円の収入が手に入る」



と書かれています。



 



また、



「運、知識、経験、スキルは一切ないままであっても毎日最低1万円を獲得していただいています。」



とも書かれています。



 



ここで注目しておきたいのは、

「収入」や「獲得」の表現で、



これらが「利益」を意味しない

場合があるという点です。



 



山下氏によればチャンスタイムは、

過去のデータに基づいて

システム化されたものであり、

投資とみなされています。



 



投資の場合に、

10回投資(投票・賭け)して、

6回勝って計1万円を得て、

残る4回で計1万円を失った

とします。



 



過去にはこのような場合、

「1万円の収入を得た」とか、

「1万円獲得した」というケースも有ったのです。



 



つまり1万円の「収入」や「獲得金」は、

勝ち分だけを考慮したものだったケースです。



 



しかし1万円負け分を考慮すれば、

「利益」はゼロ円となってしまいます。



 



ビジネスで最も大事なのは、

最後にあなたの手元に残るお金です。



 



これが「利益」です。



 



ですので、

「収入」や「獲得金」に加えて、

「利益」がいくら得られるのか

という点についての確認が大事です。



 



通常はこのような案内には、

消費者を守るために義務付けられた、

「特商法に基づく表示」が添付されます。



 



しかし現時点では、

CHANCE TIMEにはそれが見当たりません。



 



今後どこかのタイミングで

それが表示されるはずです。



 



そのときには、

「利益」や「成果」に関する記載

がどう書かれているのかを確認する必要がある

ということにご留意ください。



 

2.チャンスタイム の注意点



ボートレースは毎日、

全国24レース場でそれぞれ12レース、

総計288レースが行われています。



 



CHANCE TIMEは、

過去のレースにおける、

選手の過去の成績、モーターの状態

レース場の状況などをデーターベース化している、

と言います。



 



そのデータをもとにして、

オッズの情報を加えて分析し、

AIが精度の高い予測をしてくれ

のが特徴のようです。



 



つまり、

CHANCE TIMEの指示に従って、

あなたはただ投票すればいい、

ということになります。



 



具体的には、



STEP.1

CHANCE TIMEを確認する



STEP.2

指示に従いスマホorパソコンで舟券を購入する



STEP.3

毎日、最低1万円の利益獲得

(24時間365日、出金可能)



という手順です。



 



※注意

ここでは「利益」という表現が使われています。

しかし過去の事例では、それが真の利益ではなく

スマホ上の表示に過ぎなかった例もあります。



また「出金可能」ともありますが、

それには費用が必要だったケースもあります。



これらの事例を踏まえて、

「1万円の利益」がそのまま手に入るのか

を確認することも大事です。



 



そのCHANCE TIME(チャンスタイム)の実績は、

次のように紹介されています。



 



・舟券購入:219回



・的中回数:132回



・的中率:60%



・2回連続ハズレ:22回(10%)



・3回連続ハズレ:7回(3.2%)



・4回連続ハズレ:5回(0.3%)



・5回以上連続ハズレ:なし



 



具体的なデータです。



 



注目のポイントは、

連敗数が限定されていることです。



 



特に5回以上の連敗はなかった、

というのがポイントです。



 



これをベースにAIが計算して、

負けた次のレースでは、

その負け分を取り戻すように、

賭け金を増やしてゆく、といいます。



 



そして、



理論上絶対に負けない手法

どれだけ外れても5レース目には

プラスになるように投資する



というのがキモだと言うのです。



 



いわゆるナンピンマーチンに似た手法です。



 



ここで問題なのは、

紹介された実績のデータ数です。



 



219回です。



 



年間5万レース以上行われている

競艇で、このデータ数を十分と見るかどうか

がポイントになると思います。



 



ナンピンマーチン手法は、

投資では「禁じ手」ともいわれます。



 



それは、

いつかは資産が全部飛んでしまう

という危険性をはらんでいるからです。



 



想定以上の連敗が、

過去には必ず起きています。



 



それが原因で、

蓄えてきた資産を一発で

失ってしまうのです。



 



つまり、

例えば5連敗以上の確率が

必ずゼロだといい切れるか

という点です。



 



それが、

過去の219回だけのデータで

革新できるものかどうかです。



 



この点を自らに、

しっかりと問うてみることが大事です。



 

3.チャンスタイムの実践者の実績の注意点



案内には、

次のような3名の方のコメントが寄せられています。



 



・高橋さん

1万円をたった15分で稼げるので

毎日のチャンスタイムが楽しみ



 



・佐藤さん

機械音痴の私でも簡単にできて

1万円以上の稼ぎになることもある



 



・近藤さん

給料とは別の収入により、

コロナで店が休業になっても大丈夫



 



ここで確認しておきたいのは、

この方たち以外の方の実績データです。



 



それは、

投資のツールやノウハウを評価するには、

一般に次のようなデータが求められるからです。



 



つまり、



・何人が使用して



・それぞれいくらを元手にして



・どれだけの期間で



・いくらの損益を実現したのか



・途中でのお金の増減はあったのか



・最大のマイナスはいくらだったのか



という基礎的なデータです。



 



それが示されて初めて、

100人実践したのに成果を上げたのは

そのうち3人だけだった、

というような疑問も解消できるからです。



 



チャンスタイムは自動ツールです。



 



しかし自動のツールには

常にリスクが伴います。



 



システム異常を起こしたり、

提供者の都合で突然使えなくなったり

というリスクです。



 



そうなるとあなたの収入源は

そこで途絶えてしまいます。



 



そんな他人任せ、ツール任せの

リスクを負うよりは、

自ら稼ぐ力を身につけるほうが良いと思います。



 



そうすれば、

何事が起ころうとも、

必要な収入を確保できる、と思うのです。



 



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