・一撃で1000万
と謳う、クロス Logical ForexのThe Beast(ザ ビースト)を検証します。
この株式会社Logical Forexは、
FX最大手のクロスリティリング株式会社をようする
クロスグループの会社です。
ザ・ビーストは、
FXの完全自動売買システム、いわゆる「EA」です。
開発者は、奥谷隆一氏です。
EAとは、
エキスパートアドバイザーの略であり、
この言葉からはイメージしづらいのですが、
要は、
FXの自動売買を行ってくれるプログラム
を指す言葉です。
つまり、
あなたはこのプログラムソフトをダウンロードし、
コンピューター上で起動させれば、
パソコンを閉じない限り、
ほったらかしでFXの売買を行ってくれるものです。
ちなみに、
ネット上のサーバーを借りて、
そこでプログラムを走らせてやれば、
あなたのパソコンを閉じても勝手に動いてくれます。
そんなサービスも、
月額数千円で簡単に手に入ります。
初めての方は、EAに関して、
「そんなすごいものがあるのか」
と驚かれるかもしれません。
しかし、世の中には、
無料、有料をあわせて、
無数の「EA」が既に出回っています。
そのうちの一つが
「ザ・ビースト」になります。
そして今回のプログラムの責任者は、
クロスグループのシステム担当である、
工藤総一郎氏が務めます。
彼はこれまでに、
・フレームトレード FX 「再現率100%」
・Unlimited(アンリミテッド)「勝率90.1%」
などを始めとして、数多くのFXノウハウを開発してきています。
なお、今回の「ザ・ビースト」に関する詳細は、
9/27(月)13:00
に公開開始される予定になっています。
ここでは、
現時点で考えておくべきことなどをお伝えしたいと思います。
案内には、
・一撃で高級外車1台分の成果を連発
・完全自動/ほったらかしで生涯年収の約10倍を達成
・10年間の封印から解放。一撃で1000万という結果
・“最恐”の完全自動システム(EA)が極秘公開
・10年間ほったらかしで20億913万円!?
・たった、1日で、1013万円、1036万円を連発!?
というような宣伝文句が書かれています。
しかし投資による成果は、
元手資金に依存するのが必然です。
元手が10万円から始めるのと、
元手が100万円から始めるのでは、
得られる利益は当然大きく異なります。
ですので、
投資のノウハウや、
EAのような自動売買システムを、
公正にしっかりと評価するには、
元手を明確にした上での、
それに対して得られる成果(お金)が大事です。
それを一目瞭然に、明確に示すのが、
「資産曲線」と呼ばれるデータです。
「ザ・ビースト」に対する「資産曲線」が下の図になります。

この図の中の青線で示されているのが、
この「資産曲線」です。
図の左端で示された「元手」が、
10年間で右端に示された「資産」、約100倍になっている、
ことを示しています。
EAを評価するには、
この「資産曲線」は必須です。
しかしここで注意しなければいけないことが2つあります。
その1つ目は、
上の図の右下にも注意書きされているように、
この図はいわゆる「バックテスト」と呼ばれる結果だということです。
その詳細は後ほどご説明します。
そして2つ目の注意点は、
図の青線を赤四角で囲った部分です。
それまでの右肩上がりの傾向が、
この部分でやや鈍化しているのがわかります。
この図は、約10年の結果ですので、
この赤枠部分は、2年から3年に及ぶものです。
つまり、
直近の2,3,年間は、
それまでに比べてあまり成績が良くない、
ということに着目することが必要です。
コレについても、
後ほど更に詳しくご説明します。
1つ目、2つ目の注意点について、
以下、順を追って詳しくご説明します。
上でもお伝えしたように、
「ザ・ビースト」の資産曲線はバックテスト結果です。
バックテストとは、
過去のデータを用いで、
それを色々といじくって、
良い成績が得られるように
プログラム、ロジックを組んだ結果得られたものです。
その際に、
不都合なデータを故意にいくらでもカットできるので、
どんなにいい結果も出すことができます。
しかしそれをやりすぎると、
実運用した際にそのほころびが生じてきます。
その様子を示したのが以下の図です。

つまり、
バックテスト時に、
不都合なデータをカットしすぎて、
実運用のとき(フォワードテスト時)に、
ボロ、が出たのが図の「F」の曲線です。
一方の「E」は、
バックテストの延長上にあり、
期待通りの結果を出している、と言えます。
この様に、
「バックテストだけでは評価できない」
というのがEAの評価の基本です。
必ず、
「フォワードテスト結果」が必要です。
世に出回っているEAの事例を、
いくつか下にご紹介します。

まず上の図は、
典型的なEAの資産曲線図です。
赤の部分がバックテストで、
青線部分がフォワードテスト結果です。
バックテスト期間のほぼ半分に当たる期間だけ、
フォワードテストがなされていることがわかります。
コレを見ると、
バックテストは良かったが、
実運用(フォワードテスト)はそれよりやや悪い、
という結果が見て取れます。
良心的なデータが開示されている、
といえますが、これが最低限のデータの示し方となります。
コレを見ればすべてが分かるわけですから。
ちなみにこのデータでは、
・バックテスト
→ 期間:13年
→ 勝率:79%
・フォワードテスト
→ 期間:6年
→ 勝率:51%
となっています。
以下同様に、
4つの事例を示します。




いずれも、
バックテストでは良い成績だったものの、
実運用(フォワードテスト)ではそれほどの成績が得られなかった、
という結果が見て取れます。
世の多くのEAは、
コレと同様か、あるいは更に、
青の部分が急落するようなものまで多数存在します。
これが、
EAを用いて勝ち続ける人がほとんどいない、
という実態をよく表している、と思います。
ですので、
「ザ・ビースト」についても、
最低限、この様なバックテストと、
フォワードテストを示すデータを確認することが大事です。
上で最初に示したザ・ビーストの資産曲線では、
バックテストにおいてすら、
直近の成績がやや落ちている、
という点にも着目する必要がありそうです。
・FX自動売買ツールで勝てない理由
・投資で失敗し続けた私が逆転できた方法
・FXで初心者が負ける理由と勝つ秘策
・負け続けた私がFXで勝てるようになったキッカケ
・メカニカルトレードと裁量トレードどちらが良いのか?
・システムトレード入門2(逆張り手法とその改善-1)
・今すぐ使える投資テクニカル指標13(半値押し戻し、等幅上げ下げ)
・ 私、ハヤトが実践中の副業はこちら
・ お問い合わせ・メッセージはこちら
https://netsjob.livedoor.blog/zaitaku-fukugyo/
https://netsjob.livedoor.blog/fukugyo/
と謳う、クロス Logical ForexのThe Beast(ザ ビースト)を検証します。
この株式会社Logical Forexは、
FX最大手のクロスリティリング株式会社をようする
クロスグループの会社です。
1.The・Beast(ビースト)の特徴
ザ・ビーストは、
FXの完全自動売買システム、いわゆる「EA」です。
開発者は、奥谷隆一氏です。
EAとは、
エキスパートアドバイザーの略であり、
この言葉からはイメージしづらいのですが、
要は、
FXの自動売買を行ってくれるプログラム
を指す言葉です。
つまり、
あなたはこのプログラムソフトをダウンロードし、
コンピューター上で起動させれば、
パソコンを閉じない限り、
ほったらかしでFXの売買を行ってくれるものです。
ちなみに、
ネット上のサーバーを借りて、
そこでプログラムを走らせてやれば、
あなたのパソコンを閉じても勝手に動いてくれます。
そんなサービスも、
月額数千円で簡単に手に入ります。
初めての方は、EAに関して、
「そんなすごいものがあるのか」
と驚かれるかもしれません。
しかし、世の中には、
無料、有料をあわせて、
無数の「EA」が既に出回っています。
そのうちの一つが
「ザ・ビースト」になります。
そして今回のプログラムの責任者は、
クロスグループのシステム担当である、
工藤総一郎氏が務めます。
彼はこれまでに、
・フレームトレード FX 「再現率100%」
・Unlimited(アンリミテッド)「勝率90.1%」
などを始めとして、数多くのFXノウハウを開発してきています。
なお、今回の「ザ・ビースト」に関する詳細は、
9/27(月)13:00
に公開開始される予定になっています。
ここでは、
現時点で考えておくべきことなどをお伝えしたいと思います。
2.一撃で1000万の利益が得られない理由
案内には、
・一撃で高級外車1台分の成果を連発
・完全自動/ほったらかしで生涯年収の約10倍を達成
・10年間の封印から解放。一撃で1000万という結果
・“最恐”の完全自動システム(EA)が極秘公開
・10年間ほったらかしで20億913万円!?
・たった、1日で、1013万円、1036万円を連発!?
というような宣伝文句が書かれています。
しかし投資による成果は、
元手資金に依存するのが必然です。
元手が10万円から始めるのと、
元手が100万円から始めるのでは、
得られる利益は当然大きく異なります。
ですので、
投資のノウハウや、
EAのような自動売買システムを、
公正にしっかりと評価するには、
元手を明確にした上での、
それに対して得られる成果(お金)が大事です。
それを一目瞭然に、明確に示すのが、
「資産曲線」と呼ばれるデータです。
「ザ・ビースト」に対する「資産曲線」が下の図になります。

この図の中の青線で示されているのが、
この「資産曲線」です。
図の左端で示された「元手」が、
10年間で右端に示された「資産」、約100倍になっている、
ことを示しています。
EAを評価するには、
この「資産曲線」は必須です。
しかしここで注意しなければいけないことが2つあります。
その1つ目は、
上の図の右下にも注意書きされているように、
この図はいわゆる「バックテスト」と呼ばれる結果だということです。
その詳細は後ほどご説明します。
そして2つ目の注意点は、
図の青線を赤四角で囲った部分です。
それまでの右肩上がりの傾向が、
この部分でやや鈍化しているのがわかります。
この図は、約10年の結果ですので、
この赤枠部分は、2年から3年に及ぶものです。
つまり、
直近の2,3,年間は、
それまでに比べてあまり成績が良くない、
ということに着目することが必要です。
コレについても、
後ほど更に詳しくご説明します。
1つ目、2つ目の注意点について、
以下、順を追って詳しくご説明します。
3.バックテストの注意点
上でもお伝えしたように、
「ザ・ビースト」の資産曲線はバックテスト結果です。
バックテストとは、
過去のデータを用いで、
それを色々といじくって、
良い成績が得られるように
プログラム、ロジックを組んだ結果得られたものです。
その際に、
不都合なデータを故意にいくらでもカットできるので、
どんなにいい結果も出すことができます。
しかしそれをやりすぎると、
実運用した際にそのほころびが生じてきます。
その様子を示したのが以下の図です。

つまり、
バックテスト時に、
不都合なデータをカットしすぎて、
実運用のとき(フォワードテスト時)に、
ボロ、が出たのが図の「F」の曲線です。
一方の「E」は、
バックテストの延長上にあり、
期待通りの結果を出している、と言えます。
この様に、
「バックテストだけでは評価できない」
というのがEAの評価の基本です。
必ず、
「フォワードテスト結果」が必要です。
世に出回っているEAの事例を、
いくつか下にご紹介します。

まず上の図は、
典型的なEAの資産曲線図です。
赤の部分がバックテストで、
青線部分がフォワードテスト結果です。
バックテスト期間のほぼ半分に当たる期間だけ、
フォワードテストがなされていることがわかります。
コレを見ると、
バックテストは良かったが、
実運用(フォワードテスト)はそれよりやや悪い、
という結果が見て取れます。
良心的なデータが開示されている、
といえますが、これが最低限のデータの示し方となります。
コレを見ればすべてが分かるわけですから。
ちなみにこのデータでは、
・バックテスト
→ 期間:13年
→ 勝率:79%
・フォワードテスト
→ 期間:6年
→ 勝率:51%
となっています。
以下同様に、
4つの事例を示します。




いずれも、
バックテストでは良い成績だったものの、
実運用(フォワードテスト)ではそれほどの成績が得られなかった、
という結果が見て取れます。
世の多くのEAは、
コレと同様か、あるいは更に、
青の部分が急落するようなものまで多数存在します。
これが、
EAを用いて勝ち続ける人がほとんどいない、
という実態をよく表している、と思います。
ですので、
「ザ・ビースト」についても、
最低限、この様なバックテストと、
フォワードテストを示すデータを確認することが大事です。
上で最初に示したザ・ビーストの資産曲線では、
バックテストにおいてすら、
直近の成績がやや落ちている、
という点にも着目する必要がありそうです。
・FX自動売買ツールで勝てない理由
・投資で失敗し続けた私が逆転できた方法
・FXで初心者が負ける理由と勝つ秘策
・負け続けた私がFXで勝てるようになったキッカケ
・メカニカルトレードと裁量トレードどちらが良いのか?
・システムトレード入門2(逆張り手法とその改善-1)
・今すぐ使える投資テクニカル指標13(半値押し戻し、等幅上げ下げ)
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