・勝率92.86%
・30分で1200万円という爆益は当たり前
と謳う、本間健一氏の「FX億のマスタープラン」を検証します。
FXのサイン配信ツールを用いて、
1分足スキャルピング手法により稼ぐ、という案内です。
クロスリテイリング社の販売案件です。
「勝率92.86%」は、
とても魅力的な高勝率に違いありません。
しかしこれで
「最終的に手元に利益が残るのか」
といえば、必ずしもそうではありません。
それは、この勝率は、
「7.14%の確率で負ける」
ことをも意味するからです。
本間健一氏は動画で、
FX億のマスタープランを用いた手法では、
「チャンスは1ヶ月9000回ある」
と言っています。
ですのでこの手では1ヶ月に、
9000回 ✕ 7.14% = 647回の負け
があり得るわけです。
そうすると、
1ヶ月のうちで、
10回や20回、あるいは100回程度の
連敗の可能性が十分ありますし、
最大では、
647回の連敗の可能性もあるのです。
使い始めた途端に連敗を食らうと、
その後継続して使うのは困難です。
その場合には、
赤字を出したまま撤退する
という事態も起きえます。
つまりここでお伝えしたいのは、
「高勝率=利益の実現」
とは言えないという点です。
高勝率の裏には
こんな危険な落とし穴が存在するのです。
このことは過去のクロスリテイリング社の案件を見るとよくわかります。
以下に、クロス社の案内と「宣伝文句」の一部をご紹介します。
・脇田輝明 永久不滅のFX成功法則
「勝率95.7% 年間9985pips」
・FX-KATSU FX成功の4原則
「勝率97.4% 年収1億円」
・末永幸樹 フューチャーロジック
「勝率ほぼ100% 、1日1回5分で540pips」
・不動修太朗 大暴落を予知「専業トレーダー」
「勝率8割、年間11,790pips」
・吉田健史 ノックアウトオプション
「月利700%!」
このように、
「高勝率」を謳った案件が目立ちますが、
これで実際に「利益」を得た、
という事例をほとんど目にすることはありません。
だからこそ、
次々に新たな手法を宣伝販売しているのだ
とも考えられます。
ちなみに私も以前、
北田夏己氏の、
「グローバルドリームFX」
を購入ししました。
クロスリテイリング社の案件です。
その宣伝文句は、
「357戦、352勝、勝率98.5% 」
というものでした。
しかし私には
そんな高勝率は実現できず、
利益も全く得られないままに終わりました。
詳細は、
・北田夏己 グローバルドリームFX 商材を購入し徹底検証
をご覧いただければと思いますが、
このあたりの事情を、
順を追って次にもう少し詳しくお伝えします。
上では、
トレードの手法やノウハウを評価するには、
勝率だけでは不十分であることをお伝えしました。
では、
そのノウハウの評価にあたって、
どんな検証データや情報が大事なのでしょうか?
私が考えるのは以下のポイントです。
・フォワードテスト(実践結果)であるか?
・誰が実践したのか?
・裁量技術が必要なのか?
・検証期間は十分か?
・途中の資金の流れ(増減)は?
以下、それぞれについて
本間健一氏の「FX億のマスタープラン」
を対象にして詳しく検証します。
次の図は、
最初に準備した元手の資金が、
トレードによってその後どのように変化したかを示した図です。
「資産曲線」と言われる図です。

ポイントは、
バックテスト期間とフォワードテスト期間
があることです。
バックテストは、
フィルタリング操作によって、
不都合なデータを除いて計算することが可能です。
ですので、
フィルタリングを強化すればするほど、
どんどん不都合なデータは除外されてゆき、
どのような良い成績を出すのも可能になります。
しかしフィルタリングがゆきすぎると、
バックテスト結果と同じような
フォワードテスト結果、つまり実践結果が得られません。
過剰フィルタリング、過剰最適化、
と呼ばれるものです。
これが、
多くの手法やノウハウにおいて、
期待したような利益が得られない
最大の原因と言われます。
このように実は、
宣伝文句で謳われるデータが、
フォワードテスト結果ではなく
バックテスト結果であるケースが多いのです。
FX億のマスタープランでは明言されていませんが、
「勝率92.86%」についても、
フォワードテスト結果であることを確認することが第一です。
そしてさらに、
・途中の資金の流れ(増減)
が大事です。
上の図で言えば、
B点からC点への曲線のへこみ部分です。
最終的に利益が得られるとしても、
途中で大きなマイナス(へこみ)があるのであれば、
場合によってはそこで追加の資金投入も必要になります。
あるいはそのへこみに耐えられず、
赤字のままで撤退せざるを得なくなるかもしれません。
これがトレードノウハウの安定性を示します。
この安定性こそが、
最終利益よりも大事、とも言えます。
仮に、「勝率92.86%」が
フォワードテスト結果であるとします。
でも大事なのは「誰が実践したのか」という点です。
動画の中で本間健一氏は、
次のような実績データを公表しています。
●勝ちトレード
・ポンド円 54.5pips 約54万5,000円
・ポンド円 117pips 約123万円
・ポンド円 152pips 約160万円
・ポンドドル 59.7pips 約63万円
・ポンドオージー 72.9pips 約73万円
・ゴールドドル 103.5pips 約108万円
●負けトレード
・ポンド円 -5.1pips
・ポンド円 -12pips(最大)
損失に対する利益が大きい点は、
素晴らしい結果だと言えます。
しかしこれはあくまで
プロのトレーダーである本間健一氏の実績です。
大事なのは、このような成果を、
初心者でも実現できるのか?
という点です。
案内では、
・サインが配信される
と書かれています。
それに従ってエントリーすれば、
誰でも同じ結果が出るではないか
と思われた方もいるかも知れません。
しかし、上でもお伝えしたように、
月間約9000回のサインが配信されるわけです。
1日あたりにすれば、
400~500回のサインが来るのです。
それに全てエントリーするのは不可能です。
その多数のサインの中から、
あなたがサインを選択しなければなりません。
この判断には「裁量技術」が必要です。
上でも触れたように、月間、
9000回✕7.14%=647回
の負けを引く確率があるのです。
あなたの選択によっては、
「負け」ばかりを引いてしまう可能性もあります。
それを避けて、
勝つ確率が高いサインだけを抽出する
のが「裁量技術」なのです。
私が断念した
「グローバルドリームFX」
もそうでした。
サイン配信ツールだったのです。
北田氏はプロの裁量技術を持って、
「勝率98.5%」を実現したかもしれません。
しかし私には、
「勝率70%」程度しか出せませんでした。
いくら頑張っても、
北田氏のような選択・サイン抽出ができなかったのです。
それだけならまだ良かったのですが、
裁量技術なしでは、利益に対する損失が大きすぎて、
トータルで全く利益が出せなかったのです。
ですので、
裁量技術の困難さあるいは容易さを知るためにも、
プロトレーダーである本間健一氏の実績ではなく、
あなたと同じような初心者の実績が大事になるわけです。
案内によると、
このプロジェクトはまだ開始前の状況です。
開始されていないのですから、
初心者が実践した実績は限られる、
と言えそうです。
またたとえ初心者の実績があったとしても、
「瞬間風速」の実績では意味をなしません。
1日や2日、あるいは
1週間や2週間、あるいは
1ヶ月や2ヶ月位の実績では、
十分とは言えません。
それまで順調だったノウハウが、
この春のコロナショックですべてアウトになった、
という報告をよく耳にします。
いろんな相場に対応できるかどうかを判断するには、
少なくとも数年程度のフォワードテストが必要ではないかと思います。
しかも、それは初心者によるものでなければなりません。
プロが得る成果と、初心者が得る成果には
当然大きな差があるはずです。
それを確認することが大事だと考えます。
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・30分で1200万円という爆益は当たり前
と謳う、本間健一氏の「FX億のマスタープラン」を検証します。
FXのサイン配信ツールを用いて、
1分足スキャルピング手法により稼ぐ、という案内です。
クロスリテイリング社の販売案件です。
1.「勝率92.86%」の危険な落とし穴
「勝率92.86%」は、
とても魅力的な高勝率に違いありません。
しかしこれで
「最終的に手元に利益が残るのか」
といえば、必ずしもそうではありません。
それは、この勝率は、
「7.14%の確率で負ける」
ことをも意味するからです。
本間健一氏は動画で、
FX億のマスタープランを用いた手法では、
「チャンスは1ヶ月9000回ある」
と言っています。
ですのでこの手では1ヶ月に、
9000回 ✕ 7.14% = 647回の負け
があり得るわけです。
そうすると、
1ヶ月のうちで、
10回や20回、あるいは100回程度の
連敗の可能性が十分ありますし、
最大では、
647回の連敗の可能性もあるのです。
使い始めた途端に連敗を食らうと、
その後継続して使うのは困難です。
その場合には、
赤字を出したまま撤退する
という事態も起きえます。
つまりここでお伝えしたいのは、
「高勝率=利益の実現」
とは言えないという点です。
高勝率の裏には
こんな危険な落とし穴が存在するのです。
このことは過去のクロスリテイリング社の案件を見るとよくわかります。
以下に、クロス社の案内と「宣伝文句」の一部をご紹介します。
・脇田輝明 永久不滅のFX成功法則
「勝率95.7% 年間9985pips」
・FX-KATSU FX成功の4原則
「勝率97.4% 年収1億円」
・末永幸樹 フューチャーロジック
「勝率ほぼ100% 、1日1回5分で540pips」
・不動修太朗 大暴落を予知「専業トレーダー」
「勝率8割、年間11,790pips」
・吉田健史 ノックアウトオプション
「月利700%!」
このように、
「高勝率」を謳った案件が目立ちますが、
これで実際に「利益」を得た、
という事例をほとんど目にすることはありません。
だからこそ、
次々に新たな手法を宣伝販売しているのだ
とも考えられます。
ちなみに私も以前、
北田夏己氏の、
「グローバルドリームFX」
を購入ししました。
クロスリテイリング社の案件です。
その宣伝文句は、
「357戦、352勝、勝率98.5% 」
というものでした。
しかし私には
そんな高勝率は実現できず、
利益も全く得られないままに終わりました。
詳細は、
・北田夏己 グローバルドリームFX 商材を購入し徹底検証
をご覧いただければと思いますが、
このあたりの事情を、
順を追って次にもう少し詳しくお伝えします。
2.FXトレードノウハウの評価に必要なポイント
上では、
トレードの手法やノウハウを評価するには、
勝率だけでは不十分であることをお伝えしました。
では、
そのノウハウの評価にあたって、
どんな検証データや情報が大事なのでしょうか?
私が考えるのは以下のポイントです。
・フォワードテスト(実践結果)であるか?
・誰が実践したのか?
・裁量技術が必要なのか?
・検証期間は十分か?
・途中の資金の流れ(増減)は?
以下、それぞれについて
本間健一氏の「FX億のマスタープラン」
を対象にして詳しく検証します。
3.フォワードテスト(実践結果)であるか?
次の図は、
最初に準備した元手の資金が、
トレードによってその後どのように変化したかを示した図です。
「資産曲線」と言われる図です。

ポイントは、
バックテスト期間とフォワードテスト期間
があることです。
バックテストは、
フィルタリング操作によって、
不都合なデータを除いて計算することが可能です。
ですので、
フィルタリングを強化すればするほど、
どんどん不都合なデータは除外されてゆき、
どのような良い成績を出すのも可能になります。
しかしフィルタリングがゆきすぎると、
バックテスト結果と同じような
フォワードテスト結果、つまり実践結果が得られません。
過剰フィルタリング、過剰最適化、
と呼ばれるものです。
これが、
多くの手法やノウハウにおいて、
期待したような利益が得られない
最大の原因と言われます。
このように実は、
宣伝文句で謳われるデータが、
フォワードテスト結果ではなく
バックテスト結果であるケースが多いのです。
FX億のマスタープランでは明言されていませんが、
「勝率92.86%」についても、
フォワードテスト結果であることを確認することが第一です。
そしてさらに、
・途中の資金の流れ(増減)
が大事です。
上の図で言えば、
B点からC点への曲線のへこみ部分です。
最終的に利益が得られるとしても、
途中で大きなマイナス(へこみ)があるのであれば、
場合によってはそこで追加の資金投入も必要になります。
あるいはそのへこみに耐えられず、
赤字のままで撤退せざるを得なくなるかもしれません。
これがトレードノウハウの安定性を示します。
この安定性こそが、
最終利益よりも大事、とも言えます。
4.誰が検証・実践したのか?
仮に、「勝率92.86%」が
フォワードテスト結果であるとします。
でも大事なのは「誰が実践したのか」という点です。
動画の中で本間健一氏は、
次のような実績データを公表しています。
●勝ちトレード
・ポンド円 54.5pips 約54万5,000円
・ポンド円 117pips 約123万円
・ポンド円 152pips 約160万円
・ポンドドル 59.7pips 約63万円
・ポンドオージー 72.9pips 約73万円
・ゴールドドル 103.5pips 約108万円
●負けトレード
・ポンド円 -5.1pips
・ポンド円 -12pips(最大)
損失に対する利益が大きい点は、
素晴らしい結果だと言えます。
しかしこれはあくまで
プロのトレーダーである本間健一氏の実績です。
大事なのは、このような成果を、
初心者でも実現できるのか?
という点です。
案内では、
・サインが配信される
と書かれています。
それに従ってエントリーすれば、
誰でも同じ結果が出るではないか
と思われた方もいるかも知れません。
しかし、上でもお伝えしたように、
月間約9000回のサインが配信されるわけです。
1日あたりにすれば、
400~500回のサインが来るのです。
それに全てエントリーするのは不可能です。
その多数のサインの中から、
あなたがサインを選択しなければなりません。
この判断には「裁量技術」が必要です。
上でも触れたように、月間、
9000回✕7.14%=647回
の負けを引く確率があるのです。
あなたの選択によっては、
「負け」ばかりを引いてしまう可能性もあります。
それを避けて、
勝つ確率が高いサインだけを抽出する
のが「裁量技術」なのです。
私が断念した
「グローバルドリームFX」
もそうでした。
サイン配信ツールだったのです。
北田氏はプロの裁量技術を持って、
「勝率98.5%」を実現したかもしれません。
しかし私には、
「勝率70%」程度しか出せませんでした。
いくら頑張っても、
北田氏のような選択・サイン抽出ができなかったのです。
それだけならまだ良かったのですが、
裁量技術なしでは、利益に対する損失が大きすぎて、
トータルで全く利益が出せなかったのです。
ですので、
裁量技術の困難さあるいは容易さを知るためにも、
プロトレーダーである本間健一氏の実績ではなく、
あなたと同じような初心者の実績が大事になるわけです。
案内によると、
このプロジェクトはまだ開始前の状況です。
開始されていないのですから、
初心者が実践した実績は限られる、
と言えそうです。
またたとえ初心者の実績があったとしても、
「瞬間風速」の実績では意味をなしません。
1日や2日、あるいは
1週間や2週間、あるいは
1ヶ月や2ヶ月位の実績では、
十分とは言えません。
それまで順調だったノウハウが、
この春のコロナショックですべてアウトになった、
という報告をよく耳にします。
いろんな相場に対応できるかどうかを判断するには、
少なくとも数年程度のフォワードテストが必要ではないかと思います。
しかも、それは初心者によるものでなければなりません。
プロが得る成果と、初心者が得る成果には
当然大きな差があるはずです。
それを確認することが大事だと考えます。
※投資関連の記事
●FXで初心者が負ける理由と勝つ秘策
●負け続けた私がFXで勝てるようになったキッカケ
●FX自動売買ツールで勝てない理由
●最低なシニアが投資でやらかした最悪の失敗
●初心者が投資でなぜ勝てないのか?(プロスペクト理論)
●投資でプロの思考を身につけ、プロのように稼ぐには?
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