スマホを持っているだけで
毎月100万円以上増えていく！？

と謳う、遠藤さくら氏の「さくらリッチプロジェクト」を検証します。

１．「さくらリッチプロジェクト」の特徴

このプロジェクトに参加すると、
FXの完全自動売買システム「SRS（スマートリッチシステム）」
を使用することがでる、といいます。

SRSを使用すれば、
スマホを持っているだけで、
毎月100万円以上が増えてゆく、
と謳われています。

SRSで用いるトレード手法に関しては、
「ゾーントレードを採用した」
との説明がなされています。

ここでは、
このプロジェクトに参加するに際して、
注意しておくべきポイントや、確認すべき点などについて、
お伝えしたいと思います。

２．「毎月100万円」の落とし穴

案内には、

毎月100万円以上増えていく！？

と書かれています。

ここで注意して確認しておかなければいけないことがあります。

それは、

「毎月の１００万円」

が継続して得られる利益であるのかどうか？という点です。

案内にはさらに、

「直近で月100万円の利益」

とも書かれていますので、
すくなくとも直近ではこの利益が得られたのかもしれません。

しかし、
投資で得られる利益は「元手」である投資資金に依存しますし、
何よりその利益は継続しなければ意味がありません。

初月に利益が得られても、
次の月からは赤字が連続、
というのでは最悪です。

これらのポイントを抑えるには、
このシステムの資産曲線を確認することが大事です。

資産曲線とは、
そのシステムの性能を客観的に示す唯一のデータです。

初期投資資金がいくらで、
それがトレードごとにどのように増えてゆくのかを示すもので、
その一例を以下に示します。



図を見る際のポイントは、
バックテストに対するフォワードテストの成績です。

バックテストもフォワードテストも同様に、
きれいな右肩上がりをしているのが最良です。

これは、
過去データをもとにして作り込んだシステムロジックが、
実運用でもしっかりと成果を出している、という証拠になるからです。

実在するシステムの多くは、
バックテストは良いもののフォワードテストは不良、
となります。

バックテストに何らかの不具合があるためです。

これをしっかりと確認するのが大事です。

ちなみに案内にある「特定商取引法に基づく表記」には、

「運用開始後３か月経過しても全く利益がでなかった場合は、システム費用を全額返金させていただきます。」

との注意書きがなされています。

これはいくらかの安心材料にはなりますが、
トレードで大きな赤字を出してしまうのであれば、
本末転倒にもなりかねません。

まずは資産曲線の確認、これが必須です。

３．参加の前の要確認事項

（１）参加者の毎月の利益金額はいくらか

さくらリッチプロジェクトに参加した初心者が
毎月いくらの利益金額を得ているのかを
確認することが重要になります。

大事なのは、
主催者や、経験者の実績の利益ではありません。

それらはあまり参考にならないことが多いです。

利用できるSRSは完全自動売買システムですので、
誰でも同じ成果が出せるうように思われるかもしれません。

しかし、投資案件である限り、
経験と技術が必要である可能性は否定できません。

例えば、
現在のような世界的な政情不安定な状況では、
システムの運用を中断してみたり、逆の場合には、
運用額を増やしてみたりすることが
経験者の間では普通に行われます。

しかしこのような判断や運用は、
一般の初心者には困難なことが多いです。

ですので、あくまで、あなたと同じような初心者が、
いくらの利益をあげているかが問題です。

しかもその利益は、
単発のものでは意味がありません。

継続してどれくらい稼げているのか、
つまり毎月どれくらいの利益を得ているのかが大事です。

（２）具体的な投資内容とそのお金の動き

毎月の利益金額だけでなく、
その金額を得るまでのお金の動きが重要になります。

どんなビジネスでも、調子のいいときと悪い時があります。

銀行の利子ですら、
政府の施策の変化によっては変わることがあります。

特に、調子の悪いときにどれだけ利益をあげられるのか、
あるいはどれだけ赤字になる可能性があるのか、
それを知ることが大事です。

これが「お金の動き、増減の変化」です。

上でお伝えした「資産曲線」です。

それぞれの取引ごとのお金の動き次第で、
プロジェクトの善し悪しが決まります。

（３）何人の参加者がいるのか

さくらリッチプロジェクトに参加した人が何人いて、
そのうちの何人の初心者が、
毎月いくらの利益を得ているのか、
を確認することが重要になります。

たくさんの参加者がいて、
たくさんの人が毎月利益を
得られていればそのプロジェクトは
優れたものであるといえます。

そのため、たくさんの参加者が
毎月安定的にいくらの利益金額を
得ているのかを確認することが重要になります。

特にその割合です。

たとえ100人が成果をあげていても、
参加者が1万人なのであれば、
わずか1割の人しか成果を上げていないことになります。

参加者の中で多くの初心者の人が、毎月安定した利益を得られて
いれば、そのプロジェクトは再現性が高く優れているといえます。

この再現性の確認がとても大事です。

 

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