全自動で１億円の衝撃
寝ている時も仕事中もシステムに任せて1億円

と謳う、奥谷隆一氏の、

奥谷式FXトレードシステム
「シークレットセオリー・フルオートEA」
（SECRET THEORY FULL AUTO EA）

を検証します。

１．シークレットセオリー・フルオートEAの特徴

クロスリテイリング社による、
FXの自動売買システムの販売案件で、

価格は、87,780円　となります。

このシステムは、
完全放ったらかしの全自動運用が可能ですが、
その前提として最初に、個々人による、「パラメータの最適化」が必要となります。

このシステムで採用されている手法は、
トレンドフォロー型、であるといいます。

案内の中では、トレンドフォロー手法とは、

相場の大きなトレンドに乗り、同じ方向に向けて上昇トレンドのときは買い、下落トレンドのときは売りのポジションをとることです。 （一度上昇しだすと上昇し続け、下落しだすと下落し続ける）
うまくこのトレンドを見つけ出し、タイミングよくエントリーすれば、大きな利益を獲得できるチャンスとなります。

とだけ紹介されています。

以下、このシステムを購入するに際しての注意点や、
確認すべきポイントについてお伝えいたします。

２．「全自動で１億円」の落とし穴

案内には、

・2016年トータル 10,875pipｓ獲得
・2017年トータル 1,968pipｓ獲得
・2018年トータル 4,828pipｓ獲得

という実績が紹介されています。

しかしEA運用の際に大事なのは、
最終獲得pipsよりも、
各トレードごとのpips（資産）の変化です。

それを示すのが「資産曲線」であり、
以下にそのイメージ図をご紹介します。



縦軸はpipsでも、資産でも構いません。

大事なのは、バックテスト結果と、
フォワードテスト結果が示されている点です。

バックテストは過去のデータを用いて得た結果に過ぎませんので、
それだけでは意味がありません。

どのようにでも細工できるからです。

ですのでそれに加えて、
実際に運用した結果であるフォワードテスト
の結果が必要です。

この両者が揃って示されることで、
システムロジックの良し悪しと、
実際の運用時に期待できる成果がわかるといえます。

ネット情報によると、
シークレットセオリー・フルオートEA購入時に、
依頼をすればバックテスト結果だけは入手できるようです。

しかし、フォワードテスト結果は入手できなかった、
とのことです。

この点の再確認はとても重要です。

繰り返しになりますが、
バックテスト結果だけで、
フォワードテスト結果が不明なのでは、
システムの評価はできない、
とお考えください。

さらに大事なことがあります。

それは、「完全自動」の意味するところです。

上でもお伝えしましたが、
このシークレットセオリー・フルオートEAを走らせるには、
最初に、購入者による「最適化」が求められます。

さらには、
運用中の相場の変化に応じて、
たびたび「最適化」を繰り返す必要があります。

この「最適化」こそがバックテストに相当します。

ですので、この善し悪しによって、
フォワードテスト結果、つまり実運用成績が決まってしまいます。

つまり、
購入者によって運用成績は異なるわけです。

このような限定付きの「完全自動」です。

この点を理解した上で購入することが大事です。

案内にはまた、
裁量判断による手動トレードモードを推奨する、
という趣旨の記述もあります。

一般に、
裁量技術を学ぶには、
最低でも数年はかかる、
ともいわれます。

それほどハードルの高いものです。

このあたりの詳細も確認しておくことが大事です。

 

３．参加の前の要確認事項

（１）参加者の毎月の利益金額はいくらか

シークレットセオリー・フルオートEAを使用した初心者が
毎月いくらの利益金額を得ているのかを
確認することが重要になります。

大事なのは、
主催者や、経験者の実績の利益ではありません。

それらはあまり参考にならないことが多いです。

案内にも書かれているように、
「裁量」という経験と技術が求められる可能性があります。

システムの「最適化」ほどのハードルではなくても、
例えば、
現在のような世界的な政情不安定な状況では、
運用を中断してみたり、逆の場合には、
運用額を増やしてみたりすることが
経験者の間では普通に行われます。

しかし一般の初心者にはそれすら困難なことが多いです。

ですので、あくまで、あなたと同じような初心者が、
いくらの利益をあげているかが問題です。

人気のシステムとして、
これまで多くの人々が購入した実績があります。

しかもその利益は、
単発のものでは意味がありません。

継続してどれくらい稼げているのか、
つまり毎月どれくらいの利益を得ているのかが大事です。

（２）具体的な投資内容とそのお金の動き

毎月の利益金額だけでなく、
その金額を得るまでのお金の動きが重要になります。

どんなビジネスでも、調子のいいときと悪い時があります。

銀行の利子ですら、
政府の施策の変化によっては変わることがあります。

特に、調子の悪いときにどれだけ利益をあげられるのか、
あるいはどれだけ赤字になる可能性があるのか、
それを知ることが大事です。

これが「お金の動き、増減の変化」、
つまり「資産曲線」です。

それぞれの取引ごとのお金の動き次第で、
プロジェクトの善し悪しが決まります。

（３）何人の参加者がいるのか

シークレットセオリー・フルオートEAに参加した人が何人いて、
そのうちの何人の初心者が、
毎月いくらの利益を得ているのか、
を確認することが重要になります。

たくさんの参加者がいて、
たくさんの人が毎月利益を
得られていればそのプロジェクトは
優れたものであるといえます。

そのため、たくさんの参加者が
毎月安定的にいくらの利益金額を
得ているのかを確認することが重要になります。

特にその割合です。

たとえ100人が成果をあげていても、
参加者が1万人なのであれば、
わずか1割の人しか成果を上げていないことになります。

参加者の中で多くの初心者の人が、毎月安定した利益を得られて
いれば、そのプロジェクトは再現性が高く優れているといえます。

この再現性の確認がとても大事です。

 

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