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福山善幸 Minerva(ミネルヴァ)月収+10万円が困難な理由



で検証した「無在庫転売」の案件が2020年10月7日付で、

消費者庁による注意喚起の対象となりました。



 



この注意喚起の内容は次の通りです。

令和元年9月以降、「まずは月収+10 万円」、「一日 30 分程度のお時間で+10 万円を可能にするシステム」などとうたい、多額の金銭を消費者に支払わせる事業者に関する相談が、各地の消費生活センター等に数多く寄せられています。



消費者庁が調査を行ったところ、株式会社セレブリック(以下「セレブリック」といいます。)及び株式会社トヨマル(以下「トヨマル」といいます。)が連携共同して、



消費者の利益を不当に害するおそれのある行為(虚偽の広告・表示及び不実告知)をしていたことを確認したため、



消費者安全法(平成 21 年法律第 50 号)第 38 条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生及び拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼びかけます。


※出典:消費者庁から注意喚起より



 



消費者庁によるとこれらの2社は、

総計で6億2000万円余りを売り上げたと言います。



 



しかしこのノウハウを購入しても、

収益をあげるのに必要な情報は提供されず、

追加情報を110万円で購入するよう求められた

というケースもあったとのことです。



 



消費者が被害を受けるに至った流れは、

次のようになります。



 



・Minerva(ミネルヴァ)に

興味を持った消費者がLINEの友だち登録をする。







・ミネルヴァ事務局から

まずは月収+10 万円」のための、

9,800円の「Minerva」購入を促される。







・電話説明を受けるための予約を促される。







・電話予約するとミネルヴァ事務局から

8万円~110万円の「無在庫転売コース」

の勧誘を受ける。







・実際にはそのノウハウで成果は得られず。



 



下の画像をクリックいただくと、

その流れがよりわかりやすく示されています。







 



この件に関連して消費者庁は、

次のようなアドバイスを示しています。

○ 最近では価格比較サイトが充実し、

誰もが最安値の商品を容易に検索できるようになっており、

一般の消費者が、短時間・片手間で「せどり」の方法で

稼げるということはまずあり得ません。



○ また、これまで、

「無在庫販売」での「せどり」に関する

情報商材を提供する事業者は、

セレブリックやトヨマルを含め多数みられましたが、



これらの方法は大手通販サイトでは禁止されており、

サイトの運営事業者に発見された場合には

警告・アカウント停止といった措置が採られることから、

そもそもビジネスとして成立しません。



本件や下表の事案のように、

「せどり」の方法により簡単に大金を稼げる

などとうたう広告や宣伝には安易に誘引されないようにし、

冷静に内容を吟味しましょう。


 



転売は、

初心者が簡単に始められるというメリットがあります。



 



しかしそれで継続して利益を出し続けるのは

とても困難だとされています。



 



その原因の一つが、

利益を出せる商品を選び出す、

いわゆる「リサーチ」作業が困難なことです。



 



この作業に費やす労力や時間が多すぎて、

途中で継続するのが困難になるのです。



 



そのため、

この「リサーチ」作業を楽にするための、

自動リサーチツールが多く開発され、

システムとして販売されるようになりました。



 



しかし実際には、

そのリサーチツールに頼るだけでは

成果が得られないことがほとんどです。



 



結局は、自分の力で、

利益を出せる商品を選び出さなければなりません。



 



自動リサーチツールは、

あくまでその補助手段でしか使えないのです。



 



このような事情もあって、

転売ビジネスで生き残るのは困難だ、

と言われているのが現状です。



 



ネットビジネスは、

中には本物も存在します。



 



しかし、安易に稼げる、

と強調するような案件には、十分な注意が必要です。



 



※参考の記事

● 転売の実態「結局は上位3%くらいの人しか稼げず!?」

● 転売の塾参加者の内部告発、悲痛な声を公開



 



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