言われた通りやるだけで月収20万稼ぐ

と謳う、東城千夏氏のバイナリーオプション・オンラインサロンを検証します。

1.東城千夏氏のオンラインサロンの特徴


東城千夏氏のバイナリーオプション・オンラインサロンに入ると、
・5分ツール
・1分ツール
でのサイン配信が受け取れます。

バイナリーオプションは、
FXと同じでドル円などの為替通貨ペアをトレード対象にします。

しかし、FXよりもシンプルで、
決められた制限時間後に価格が上昇しているか、
下落しているか、どちらかを選ぶだけになります。

その制限時間も選ぶことが可能で、
ブローカーによっても異なりますが、
30秒、1分、3分、5分、15分、1時間、24時間
などが用意されています。

例えば、選んだ時間後に価格が上がると予想し、
「High」に1万円を賭けたとします。

それが当たれば、
これもブローカーによっては多少異なりますが、
18500円が戻ってきます。

負ければ、その1万円は戻ってきません。

逆に価格が下がると予想すれば「Low」に賭けるのです。

東城千夏氏の、
・5分ツール
・1分ツール
は、それぞれの時間経過後に
価格が上がるのか下がるのかをサインで知らせてくれるものです。

その勝率は、
・5分ツール:70%
・1分ツール:80〜90%
だと言います。

オンラインサロンの参加費は、
・入会金 59,800円(税抜)
・月会費 14,800円(税抜)
・サロン終了後は月々9800円支払えばサインツールが使い続けられる
となります。

ここでは、
サロン参加の前に知っておくべきこと、
確認すべきことなどをお伝えしたいと思います。

2.サインツールの高勝率の危険なカラクリ


バイナリーオプションでは、
賭けに勝ったときの払戻金の額が大事です。

上の例ですと、
勝てば1.85倍の金額が戻ってくるので、
このときのペイアウト率は1.85倍と言われます。

1万円賭けて、
勝てば8500円の利益、
負ければ10000円の損失となります。

ですので、
1勝1敗の勝率50%では赤字になってしまいます。

詳細計算は省略しますが、
ペイアウト率1.85倍の場合の損益分岐点は、
勝率54.1%となります。

つまり、
勝率が54.1%を超えてはじめて、
利益が発生するのです。

ところで、
バイナリーオプションのサインツールは、
大抵の場合に「マーチンゲール手法」を用います。

これは、「倍賭けルール」とも呼ばれており、
1万円賭けて負けたら次は2万円を賭け、
それでも負けたら更に4万円を描ける、という手法です。

これで勝率がぐんと上がります。

マーチン手法を1回だけ用いる場合には、
1万円負けて、次に2万円賭けてかった場合には、
1勝0敗とみなします。

このときの利益は、
-1万円+2万円x0.85=7000円です。

この1マーチンで負ければ、
3万円の損失です。

マーチン手法を2回まで用いる場合には、
1万円負けて、更に2万円負けると、
次は4万円賭け、これで勝ったら、
この場合にも1勝0敗とみなされます。

このときの利益は、
-1万円-2万円+4万円x0.85=4000円です。

この2マーチンでも負けてしまったら、
損失は7万円になってしまいます。

詳細は省略しますが、
マーチン1回の場合の損益分岐点は、
勝率:77.9%で、
マーチン2回の場合の損益分岐点は、
勝率:89.2%となります。

この様に、
マーチン手法を採用するのであれば、
約80%や90%の勝率をあげなければ、
利益を残すことができないことに注意しなければいけません。

より具体的にイメージするには、
次のことを考えていただければいいと思います。

つまり例えばマーチン2回までとする手法では、
1回負けると7万円の損失です。

その損失を取り返すには、
マーチン無しでやるならば、
7万円÷8500円=8.23
つまり、9連勝以上する必要があるのです。

それだけ負けた際のダメージが大きいのです。

この様に、
バイナリーオプションでは、
マーチン手法を採用する限り、
勝率80%、90%が安心できる勝率ではない
ということに注意しなければいけません。

東城千夏氏の手法が、
マーチンゲール手法を用いるのか用いないのか
そこを確認する事が大事です。

3.裁量技術の必要性


FXやバイナリーオプションの手法の案内では、
まずその手法の勝率が問題になります。

この手法を用いれば、勝率は80%、
などと宣伝されるケースがほとんどです。

このときに気をつけなければいけないのは、
上でお伝えしたマーチン手法に加えて、
裁量技術の問題です。

初心者の多くの方は、
その手法さえ学んで覚えれば、
だれでもその勝率が実現できる
とイメージしがちです。

私もかつてはそうでした。

そして、
優れた手法はないかと探し続けたあげくに、
ある重要なことに気づきました。

それは、
完全自動売買システムでもない限り、
投資手法には、それに固有の勝率というものなど存在しない
ということです。

これは、
あらゆるスポーツにおける「技」にも似ていると思います。

例えば、
プロの3割バッターに打法を学ぶことができたとしても、
素人がプロの球をいきなり打つことはできません。

3割打率などは夢のまた夢かもしれません。

それを実現するには、
気の遠くなるような練習が必要となります。

トレードでもこれは同じです。

常に変化する相場では、
身につけた手法をその時どきで
柔軟に微調整しながら適応する必要があります。

たとえば、
「こんなローソク足パターンのときにエントリー」
という手法があったとします。

しかしそれは常に勝ちにつながるわけではなく、
それが功を奏する相場環境が存在します。

例えばそれは、より上位の時間足で、
〇〇移動平均線が上向きである、
というような環境かもしれません。

でもその相場環境も常に変化しており、
2度と同じことはありません。

1時間足チャートが過去のあるチャートと
全く同じように見えても、
そこに至るまでの過程は異なるはずです。

例えば日足チャートで見ると、
方や天井圏、方や底値圏、
ということもあります。

いくら1時間足チャートが同じであっても、
日足の天井圏と底値圏では、
手法が通用するかどうかに差が出ます。

なぜなら、天井圏と底値圏では、
相場を動かしている多くのトレーダーの
心理状態に大きな差があるからです。

そのような状況を認識し、
できるだけ勝てるときだけエントリーする
という技術を磨かなければなりません。

これが過去検証、と呼ばれる作業になります。

あるいはデモトレードで向上を図る期間と作業が必要です。

そのような訓練なしに、
いきなり実弾トレードを行うのは
まさに自殺行為となります。

野球のバッティングには相手投手がいます。

その相手はいつも同じ動きをしてくれるわけではないのです。

だからこそ「技」を自分のものにして、
適切なときに使えるようになるための練習が必要となります。

トレードも同じです。

この事に気づかず、
手法さえ学べばだれでも勝てる
と思うことこそがとても危険なのです。

ですので「勝率」というのは、
その手法を自分なりに過去検証し、
使い方の訓練をしてはじめて「自分の勝率」
が見つけられるわけです。

 

東城千夏氏のサロンでは、
自動サインツールを利用することになるようです。

しかし完全自動売買システムではないので、
おそらくはチャート上に表示されるサインを見て
エントリー判断をすることになると思われます。

それらのサインは、
ある特定のロジックに基づいて点灯します。

例えば1日に100回程度のサインが出現するとします。

しかし、完全自動でなければ、
それらすべてのサインに対応してエントリーするのは
ほぼ不可能です。

それは、
寝ているときや風呂に入っているときなど、
パソコンを見ることすらできないからです。

ですので、たとえそのサインツールの過去の勝率が
「90%」であるとしても、
ツールを使用する人がだれでもその「90%勝率」
を実現することはありません。

ある人は10回エントリーして、
その全てで勝てるかもしれませんし、

またある人は10回エントリーして
その全てで負ける可能性もあるのです。

100回やれば10回は負けるのが勝率90%ですので。

これは極端な例かもしれません。

しかし
どのようにサインを取捨選択するかが、
サインツールを活かすポイントとなります。

このやり方で、
同じサインツールを使っても、
勝てる人と負ける人が出てくるのです。

そして、
その取捨選択の技術の習得には、
徹底的な過去検証やデモ経験が必要になります。

こうやって身につけるのが「裁量技術」です。

同じサインツールを使っても、
だれもが同じ成績を挙げられると考えるのはとても危険です。

手法によっては、
この「裁量技術」を比較的身につけやすいものと
そうでないものが存在します。

ですので、
東城氏の手法を評価するに当たっては、
必要となる「裁量技術」の身につけやすさを確認すべきです。

ここがもっとも重要なポイントと考えます。

 

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副業は、
「楽して稼ぎたい」
「何もしないで、放ったらかしで」
「一攫千金」
などを期待すると、
返ってお金を失うことになりかねません。

かと言って、
難しかったり、
大量の作業が必要だったり、
強いマインドが必要だったりでは、
誰もがやり遂げられるものではありません。

初心者にふさわしいのは、
簡単だけれど、
最低限の作業とその継続は必要、
そんなものだと考えます。

これまでの私の苦い失敗経験と、
今の副業に出会えたことから、
それこそが本物なのではないかと思っています。

 

私、ハヤトが実践中の副業

 

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