・1回で100万円の利益も当たり前

・勝率100%も目指せる

と謳う、吉田健史氏の奇跡の副業投資を検証します。



第一話の動画でも、投資の詳細内容は示されていません。



※関連記事5記事を最後にリンク貼りしております。

①『第一話動画の実績』における注意点



第一話の動画でも、先日の予告編と同様に、

・1回の取引で50万円、100万円超え

・メインの方法では、月間勝率100%

・高勝率な場所を狙って勝負

・チャンスのタイミングもあらかじめ分かっている

・月に10回だけで資金を7倍に!

という内容が繰り返されます。



そしてその証拠として、取引履歴が示されています。

その一部を以下にご紹介します。



2/6  ¥97,498

¥89,712

2/8 ¥13,2437

¥176,323

¥280,307

2/12 ¥1,730,000

¥40,000

¥48,507

¥21,7971

2/15 ¥850,535

2/19 ¥277,843

2/20 ¥289,000

2/22 ¥-28,302

¥320,193

¥21,1970

2/25 ¥-5,547

2/26 ¥-3,547



これが2019年2月の取引データで、

20日間で17回のトレードが行われた、

その証拠の画像だ、と吉田氏は言います。



この期間における、

最大のマイナスは、 ¥-28,302で、

最大のプラスは、 ¥1,730,000 です。



しかもこれはサブノウハウであり、

吉田氏のメインのノウハウを使うと、



4/5~5/6の1カ月間で、15回負けなしで、

毎回40万円~150万円の利益が出ている、



とする画像も示されました。



しかし現時点では、

投資の詳細が明らかにされておらず、

証拠とされる画像が本物であるという裏付けも

示されているわけではありませんので、

注意しておくことが必要です。



ところで吉田氏の今回の案件を扱うのは、

山口孝志氏が代表を務めるクロスリテーリング社です。



この会社に関しては、先日もご紹介したような、

ネガティブに評価するネット情報が散見されます。



中でも、目を疑うような、

社内にはデータを都合よく加工する担当者までいる、

との書き込みも見られます。



この情報の真偽のほどは確かめようもありませんが、

今回示されたデータが、

都合よく加工されているものではない、

という裏付けがあるわけでもありません。



先の動画を待って判断するしかありません。



 

②『奇跡の副業投資』の疑問点



吉田氏は動画の中で、

FX投資と今回の「奇跡の投資法」を、

次のように比較しています。



例えばFXで1万通貨を取引するには、

約100円/ドル x 1万通貨=100万円 が必要で、

レバレッジ25倍での運用なら4万円を投資し、

負ければ追証もあり得る、と言います。



追証とは、負けの額が大きくなると、

追加の資金を要求される仕組みを言います。



ですので、4万円の投資でも、

それがゼロになるばかりか、マイナスになる、

という恐れがあるのがFXです。



これに対して、今回の「奇跡の副業投資」は、

レバレッジが1000倍であるため、

最少額1000円で始めても、

利益が100万円が狙える、と言い、



さらに、追証もないので負けたとしても、

投資した1000円がなくなるだけだと言います。



これが知識無用でできて、

スマホで隙間時間でも可能であり、

分析も必要なし、と言います。



初心者でも3,4回タップすればいいだけで、

ロット数入れて、注文確定して終わり、

といいます。



最大損失が掛け金だけである点からしても、

ギャンブルに近いものを感じます。



今後の見極めのポントかと思われます。



 

③『宣伝手法』に対する心構え



宣伝効果を高めるための王道の手法として、

「プロダクトローンチ手法」がよく知られます。



しかしネットビジネスでは、この手法が、

読者の購買意欲を「過剰に刺激」するものとして

使われるケースが目立ちます。



その流れは以下の3ステップからなります。



・集客

・教育(洗脳)

・販売



まず最初の集客は、

「無料で」「初心者でも」「簡単に」

などの甘い言葉から始まります。



そして数日から数週間に渡ってメールで

一話ずつ動画が送られ続けます。

普通は4話から5話で完結します。



教育(洗脳)の過程では、

動画でインタビュアーが販売者(開発者)

に話を聞いてゆきます。



どれだけすごい人なのか、

すごい手法なのかなどを印象付けるため

目を引く実績や、時には札束を見せたり、

ぼかし入りの通帳を見せたりもします。



次いで

弟子や実践者を登場させて販売者(開発者)の

実力を信頼させてゆきます。



これが第3話か4話くらいまでです。



これで視聴者の共感を呼び

信頼度をどんどん高めてゆきます。



またこの間に

コメントを求めて書かせることで

視聴者の参画意識を高めたり



販売者が返信することで親近感と信頼性をさらに高める

といった作用も活用します。



ここでのポイントは

ビジネスモデルの詳細や、

手法のノウハウをできるだけ伏せることです。



最初にそれを言ってしまったのでは

その先、見る人が限られてしまうためです。



こうやって「教育」してゆくことになります。



そして最後に第4,5話くらいで

売り込み・販売が開始されます。



参加費は○○万円かかりますが、1月で元は取れます、

と言いつつ参加を促します。



だれもが、

やはり参加費が必要だったのかと思うのですが、

これまでの教育が功を奏して、

それを払ってでも参加する人が出てきます。



それだけの価値があるのなら、

むしろ積極的にそれにお金を払うべきかもしれません。



しかし、中身が伴わないケースが目立つのが、

ネットビジネスの世界の現状です。



クロスリテーリング社の宣伝には、

そのほとんどにこの手法が用いられます。



しかしその中には、

勝率95%、98.5%など、

誇大であると非難されるような案件を

宣伝してきた実績があります。



今回の案件がそうであるとは言えませんが、

いずれにしても、冷静な対応が必要です。



最終段階では、先着順と称して

参加者を焦らせ危機感をあおり

判断力を低下させるかのような事例もよく見かけます。



このような宣伝・プロダクトローンチ手法を理解して、

あくまで客観的に案件を評価・判定することが大事です。



今後も本件の検証を続けます。



①奇跡の副業投資 月利700%に潜む致命的欠陥を暴露

②奇跡の副業投資 吉田健史 勝率100%の危険な罠を暴露

③吉田健史 ノックアウトオプション の可能性とリスク

④吉田健史 ノックアウトオプションの危険な落とし穴

⑤吉田健史 ノックアウトオプション 第4話に見る危険性

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⑦吉田健史「ノックアウトオプション」参加者の声を暴露

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